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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第二十九話 ステージ5

ユラ「さてどうすっかね…」


いきなり現れた上司たちが色々と押し付けていった

この目の前の崖破壊して中の能力消滅装置を取り出さなきゃならない。


ライ「まぁやるしかないよね。でもこれ壊せないんだっけ。あのユラくんの龍でも無理だったんでしょ?」


ユラ「あぁ、さっき話したが無理だ。壊せない」


他に手段が無いわけじゃないけど。


ケルト「でもあれだな」


マゴ「なんですか?」


ケルト「俺達の目標というか目的だったシデラさん救出がこうも簡単に解決するとは…拍子抜けというかなんというか…」


確かにその通りだ。マゴは多分最近入ったばっかりだから違うだろうがメクル、ライ、ケルトはそのために行動してきたんだろう。7年もの間進展がなかった問題が半日もかからず解決してしまったらそういう気分にもなる。


メクル「良いじゃないか。解決するに越した事はない」


ケルト「…だな」


俺が山から降りてきてから一気に話が進んでる気がするが、何か関係あるのだろうか。


マゴ「とにかく、さっさとこの岩壊して中のやつ取り出しましょーよ。」


ライ「そうは言ってもねぇ…。じゃあ私とユラくんの最大出力ぶつけてみるか。よし、ユラくんやるぞ!」


ユラ「いや、待ってくれ」


ライ「どしたの?もしかしてデルマさんとバレルと戦って疲れた?」


ユラ「そうじゃないんだが…どうも引っかかる」


ライ「どゆこと?」


ユラ「いや…さっきバレルが座っていた所に紙があったんだが…字が汚過ぎて読めないが[開けるな危険]って書いてあるように見える部分があるんだよ」


メクル「どれどれ」


メクルが紙をじっくりと見る


メクル「確かに。読めなくはない」


マゴ「じゃあ…中に爆弾でもあるんですかね」


ユラ「かもしれない。だからこの岩壊すのは俺1人でやるよ。なんかあっても対処できるだろう。ライか俺がいれば大丈夫だろうがどっちも疲れちゃダメだろ。」


ライ「まぁそだね。でもそれじゃどうやって破壊するのさ?超高威力じゃなきゃ無意味じゃん」


ユラ「…本気を出せば壊せる、と思う。でも」


メクル「でも?」


ユラ「…1時間は動けない」


ライ「それどーなのよ…」


ユラ「これが一番安全だと思うんだけどなぁ…」


ケルト「まぁ持っていくものが増えるだけだし良いんじゃないか。」


マゴ「第一壊せるかどうかですけどね」



という事で俺1人で壊すことになった。正直ライと2人でやれば確実だがバレルの紙があるし安全策を取りたい。【意思】の能力で探ったが中に生命体はいない…がなんだか変な感じはする。杞憂だと良いんだが


ライ「ほんとにできんのー?」


遠くから離れてるライが言ってきた

ちょっと不安ではあるが可能性はないとはおもわなかった。


ユラ「ステージ5【魔獣武器化】」


俺の手から龍が現れ、更に剣の形になっていく。ステージ5に初めてなった時びっくりしたなぁ…

俺の炎流は更に上の段階がある。だが剣が耐えられないのだ。作り出す剣も、インフィニティソードも壊れてしまった。だがこの剣なら…!


ユラ「炎流二閃 極」


剣を握りしめ、切り砕く。


炎大斬(ほむらだいざん)


とてつもない音が、力が岩を破壊する。

中のものまで壊れてなきゃ良いが

そう考えた次の瞬間、俺の意識は落ちた



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