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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第二十三話 ちーっす

その後深夜過ぎまでレイさんと訓練し続けた。

帰ってベットに倒れてから記憶がない

そして夜が明けた!


ユラ「うーむ筋肉痛になったのは久しぶりだ」


某クエストのような目覚めをした俺は動けなかった。うぐー…

どうすっかな。筋肉痛は回復できん。植物の能力は外部的回復しかまだできない。今日一応能力消滅装置見に行くのに…

その時、扉を叩く音がした


安曇(あずも)「よいーっす、ユラさんで間違い無いっすかねぇ?うち安曇言うもんっすが用があってきやしたー」


あずも?知らないな…

まぁとにかく入れよう


安曇「ちわーっす。おー、案外綺麗っすね」


ポニーテールにジャージの運動してるような格好の女性が入ってきた。

…聖花さんよりちょっと歳を取っているか?マゴくらいの年齢だ。


ユラ「すまないが動けないんだよ。てかまずあなたは誰なんだ?」


安曇「安曇だって。あ、ず、も。レイ先輩とクロン先輩が待ってんっすよ。ほら」


指を指す方向を見ると時計があり、時間を見ると少し遅刻だった


ユラ「で、安曇…さんは何しにきたんだ?」


安曇「アズでいーっすよ。そう言われてます。うちはクロンチームの新参者。ユラさんよりちょい前に入ったものっす。アルパチームのマゴちゃんと同期っす。いぇい」


ピースしながら説明してくれた。クロンチームって女性しかいないのか?あの人イケメンだからありえるな…うらや…憎たらしい。


安曇「んで、呼びにきたって訳ですが…動けないんっすよね。なんでっすか?」


ユラ「筋肉痛だ」


安曇「りょーかいっす」


そう言ってアズは手を俺に当て、念じた

すると体が軽くなった


ユラ「…すげぇ」


安曇「【1日前に戻す能力】っす。明日にゃまた激痛っすよ。うちも今回調査に行く事になったんでよろしくっす」


ユラ「急だな。まぁ回復系統の能力は欲しい…のか。」


俺は立ち上がり、準備をする


安曇「女性の前で堂々と着替えるんっすね」


ユラ「すまん」


安曇「気にしないからいーっすけど」


スマホを操作しながら言葉を返してくる

わしゃーよーすまほはわからんのぉと思った

…まぁ実際こうゆう話し方しててもおかしくない年齢だからなぁ…

くだらない事を考えながら準備を済ます


安曇「じゃ行きますか」


ユラ「了解」


ロビーに行くとレイさんとクロンさんが待っていた。


レイ「いや…すまない。忘れていたよ」


ユラ「いいんですよ。強くなったんだし。…というかレイさんは何ともなかったんですか?」


レイ「私は常日頃からちゃんと鍛えてるからな」


俺もやろ…


クロン「さて、行こうか」


空を飛んで行くのは体力が減るので車での移動

遠いのかな

車内でアズが話しかけてきた


安曇「にしても…昨日2人とも夜な夜な何してんっすか」


ユラ「教えてもらってたんだ。詳しく」


あくびをしながら話す


レイ「あぁ。書いてある事がわからないと思うからちゃんと手取り足取り教えたんだ。」


安曇「そーなんっすかー。じゃあユラさん今夜見せてくださいよ」


ユラ「いーぞ。長引かなければな」


レイさんが昨日のことを少し教えているのか会話がスムーズだ。それと多分単純にアズが会話が上手いのだろう。

…なんかこの会話をした後クロンさんが遠くを見始めた。何考えてんだ?


ーーーーー


着くとそこは岩山があり、その壁に扉のようなものがあった。


クロン「この中にあると言う結論に至った。…が扉は開かなそうだな。」


扉を叩きながら話す。


レイ「クロン、お前影で行けないのか?」


クロン「やってみよう」


その瞬間、クロンさんは自分の影に入った

不思議な能力だ。しかも気配が消えた

闇討ちに便利な能力だなぁ

そんなことを考えているとクロンさんが戻ってきた。


安曇「無理でしたか?」


クロン「あぁ、妨害されているようだ」


ユラ「…ちょっと離れてください」


レイ「ん?何かするつもりか?」


ユラ「はい」


俺はステージ4・魔獣召喚をする


安曇「でっか!?何これ!?かっけ!」


興奮気味に目を開くアズ

まぁ龍だもんなぁ…驚きもするのか


レイ「す…ステージ4…流石英雄だな」


苦笑いで済むレイさんはすげぇな


ユラ「放て」


そう言うと龍は炎を放つ。

だが…びくともしなかった


クロン「…無理か。まぁその事実だけでも十分だ。」


ユラ「うーん…ちょっとショック」


壊せないとは…まだまだ修行不足?いや、これは他の力が働いているような…

その後も色々探ったが何も見つからなかった



レイ「もう日が暮れてきたな」


気づいたら暗くなりかけてきていた。


クロン「帰るか。よし、今回はこれくらいにしよう。隊長への報告は私がする」


俺らは車にのり、帰路を辿った。

誰もいなくなったその場に、ひとつの声が上がる。


「危なかったで…あいつらくまなく探しすぎなんや」

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