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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第1章 最初の魔法使い
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第八話 吹っ切れ

…………

ハッ!


ここは…

四方八方に広がる壁

上からの光がひとつ。

横たわる友達

…そうだ、穴を作る不思議な人間、丸葉(まるば)(こう)に穴に落とされて…


俺は…うん、名前も覚えてるな、斎月ユラだ。

横たわってるのは…御手洗(みたらし)(まこと)

大体こんなところか。

穴から上がるのは簡単だ

空を飛べば良い。

だが上は人まみれ。

バレてめんどくさい事にはなりたくない…

どーするか…


真「んっ…ん…」


俺「起きたか」


真「あれ…ここは…」


俺は簡単に話して、思い出させてやった。


真「そっか…どうしよう、このままじゃ…穴が塞がったら死んじゃうんじゃ…」


俺「それは多分…ない」


真「どうして?」


俺「多分…だけどあの穴を作る奴は【穴を作る】だけしかできないと思うんだ、閉じてる所をさっき見なかった」


真「なるほど…でも出れない事には変わりないね」


俺「そうだな…」


出れない訳じゃないんだが…

その時、ふと隣を見ると

真が泣いていた


周りにバレる…………何を言ってるんだ俺は。

俺が助けなきゃ…

俺にしかできないんだから。


俺「真、舌噛むなよ」


真「え?」


ーーーーー


丸葉 香「はぁ…遊び飽きたな…そろそろ学校ごとそこに落としてやるか」


穴を避けるため下を見ていた生徒達は

この言葉で精神的にも下を向いた。

その瞬間


ドン!!


丸葉 香「なんだ?」


その場の全員がその音の方を見た


俺「2人で飛ぶのがこんなに疲れるとは…真が重いのか」


真「はぁ…はぁ…一体(いったい)何が…ん?重いっつったなテメェ」


怖い怖い、寒気で火が消えそうだ


丸葉 香「は?は?…クッソ…お前もって事か」


俺「騒ぎを止める気はないんだな?」


丸葉 香「当たり前だろ?」


俺「なら、仕方ない」



灰になってもらおうか

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 「様子を見てると穴が消えたり現れたり…」 ↑これ前回で書いてた事ですけど、ミスですか? ↓今回の 「多分…だけどあの穴を作る奴は【穴を作る】だけしかできないと思うんだ、閉じてる所をさ…
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