表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第1章 最初の魔法使い
8/183

第八話 吹っ切れ

…………

ハッ!


ここは…

四方八方に広がる壁

上からの光がひとつ。

横たわる友達

…そうだ、穴を作る不思議な人間、丸葉(まるば)(こう)に穴に落とされて…


俺は…うん、名前も覚えてるな、斎月ユラだ。

横たわってるのは…御手洗(みたらし)(まこと)

大体こんなところか。

穴から上がるのは簡単だ

空を飛べば良い。

だが上は人まみれ。

バレてめんどくさい事にはなりたくない…

どーするか…


真「んっ…ん…」


俺「起きたか」


真「あれ…ここは…」


俺は簡単に話して、思い出させてやった。


真「そっか…どうしよう、このままじゃ…穴が塞がったら死んじゃうんじゃ…」


俺「それは多分…ない」


真「どうして?」


俺「多分…だけどあの穴を作る奴は【穴を作る】だけしかできないと思うんだ、閉じてる所をさっき見なかった」


真「なるほど…でも出れない事には変わりないね」


俺「そうだな…」


出れない訳じゃないんだが…

その時、ふと隣を見ると

真が泣いていた


周りにバレる…………何を言ってるんだ俺は。

俺が助けなきゃ…

俺にしかできないんだから。


俺「真、舌噛むなよ」


真「え?」


ーーーーー


丸葉 香「はぁ…遊び飽きたな…そろそろ学校ごとそこに落としてやるか」


穴を避けるため下を見ていた生徒達は

この言葉で精神的にも下を向いた。

その瞬間


ドン!!


丸葉 香「なんだ?」


その場の全員がその音の方を見た


俺「2人で飛ぶのがこんなに疲れるとは…真が重いのか」


真「はぁ…はぁ…一体(いったい)何が…ん?重いっつったなテメェ」


怖い怖い、寒気で火が消えそうだ


丸葉 香「は?は?…クッソ…お前もって事か」


俺「騒ぎを止める気はないんだな?」


丸葉 香「当たり前だろ?」


俺「なら、仕方ない」



灰になってもらおうか

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 「様子を見てると穴が消えたり現れたり…」 ↑これ前回で書いてた事ですけど、ミスですか? ↓今回の 「多分…だけどあの穴を作る奴は【穴を作る】だけしかできないと思うんだ、閉じてる所をさ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ