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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第二十話 間木ちゃん

今俺の前に立っているのが三大チームのひとつ。クロンチームリーダークロンさんだ。

一瞬にして俺の背後に回ってきた。さてどんな能力だ?


クロン「私は魔警No.4の黒咲クロンだ。よろしく」


ユラ「どうも」


なんだかちょっと暗い感じの男性。でもちょっとイケメン。話し方もゆったりしてる


ユラ「それで…能力を消滅させるものの場所はわかったんですよね?」


クロン「大体だ。はっきりとはわかっていない。ある荒野地帯の辺りという反応があったらしい。」


ユラ「反応?」


クロン「ああ…まだ君がこの作戦に入っていない頃、レイ姉さんと私達はその能力を消滅させるものを機械だと仮定した。そこから…」


ユラ「…ね、姉さん?」


クロン「ん?そうか、まぁ知らないのも無理はない。魔警に入ったのは最近だからな。レイパーは私の姉だ。話を戻そう。機械だからこそ微弱な電波や音などの反応を…」


その後も見つけた経緯を話してくれるがレイさんに弟がいた事に驚き頭に入って来ない


クロン「と、言うことだ。わかったか?」


ユラ「…もちろん」


もちろん、という言葉は信じてはいけない

その先の言葉で意味が変わってくるからだ


ユラ「で、今から行くんですよね」


クロン「いや、行くには行くが厳密には明日だ。姉さんが明日しか空いていなくてな。君には悪いが少し時間が空くからもうひとつ頼み事がある。」


ユラ「なんでしょ?」


クロン「一般魔法は知っているな?」


ユラ「もちろん。」


クロン「一般魔法というのは5属性魔法の他に誰でも使える便利な肉体強化、シールド展開、移動能力などがある。アレらは全て副隊長が作っているんだ」


ユラ「そうだったんだ」


李地さん、すげぇ人だったんだな


クロン「で、新しい一般魔法ができたから試しに使って欲しいらしい。副隊長は研究所…と言ってもわからないか。そーだな…」


そこでクロンさんは携帯を取り出し電話をかけた。正直一度会ったから瞬間移動で行けるんだがな…


クロン「丁度いい、間木という私の弟子が副隊長に用があるらしいから一緒に行けば良い。

では、私は姉さんの手伝いと少しやる事があるから。」


そう言っていなくなった。…というよりかは影に入っていった?…影の能力といった所だろうか。…というか間木って人にはどうやって出会えば良いんだ?

少しあたりをうろうろしていたら女の子に声をかけられた。


間木「…ユラさんですね。…行きましょうか」


白髪のめちゃくちゃ顔整ってる可愛い子がいた

…話し方はクロンさんみたいだけど


ユラ「わかった、行こう」


研究所に向かってる間、一言も話してくれなかった。…ちょっと内気な子なのかな?

そう思い間木ちゃんについていくと、異変を見つけた。足を引きずっているように見えたのだ


ユラ「間木ちゃん」


間木「間木…ちゃん?まぁ良いですが…。なんでしょうか」


ユラ「足どうしたの?」


間木「あぁ…先程訓練中痛めてしまいまして。

私の使う回復魔法では内部まで届かなくて」


そう言えば隊長が訓練しまくる真面目な子みたいな事言ってたっけな


ユラ「ちょっといいかな」


俺は間木ちゃんの足に手をかざす


ユラ「ヒール・レベル10」


最近アルパさんがくれた。10なんて高かったろうに…。余ったからくれるらしい。なんて心の広い人だ。


間木「れ、レベル10!?…ユラさんはすごいのですね」


目をまんまるにしながら自分の足を動かす


ユラ「大丈夫?」


間木「はい、むしろ疲れがなくなりましたよ」


レベル10、すごいな。体力の減りが。

それでも女の子の手間、疲れを見せない


ユラ「じゃ行こっか」


間木「はい、ありがとうございます」


にっこりして、また研究所へと向かった

…レベル10は簡単に使わないようにしよう

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