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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第七話 ステージ4

メクルチームの一人、ライと戦うことになった。


ユラ「ほんとにやるの?」


ライ「だって君がどんな人かわからないからね。」


他に話し合ったりなんなりできることがあるだろうに…。ちなみにメクル達は学校の遊具で遊んだりベンチで寝てる。魔警は忙しかったんじゃないのかよ。


ユラ「でも今夜任務があるんだけど…」


ライ「じゃあそれまでに終わらせよう。」


そういうことじゃないんだが…まぁ仕方ない。そこまで長引きはしないだろう。


ライ「よし、行くぞ!」


そう言ってライはものすごい速度で近づいてくる。反応は出来る。さっき見たから何となく速度が分かった。

防御したりよけたりして一旦行動を学ぶ


ライ「一応私は雷と同じ速度が出せるんだけど…追いつかれるのは久しぶりだ」


ユラ「そりゃどうも」


多分防御ばかりじゃ終わらないだろうから攻撃を加える。

ライの蹴りをしゃがんでよけ、後ろに回り、吹き飛ばす。


ライ「…なめてんの?」


ユラ「何のことだ」


ライ「さっきから危害を加える気ゼロでしょ。攻撃がいたくない。」


ばれたか。吹き飛べばなんか攻撃してる感出るかなと思いほとんど力は加えてない。

『空を蹴る能力』を手に付与して吹き飛ばしてるだけ。


ユラ「さすがに気づくか…」


ライ「当たり前だよ。ユラは炎の能力なんでしょ?使えばいいのに」


なら、お言葉に甘えて。


ユラ「ブラスト」


俺は炎の光線を放つ。…だが


ライ「こんなんでレベル10の試練は合格無理でしょ」


その瞬間、ライは手から雷を放つ。俺の手加減しまくりブラストはその雷で消え去り、俺を狙って攻撃してくる。


ユラ「雷ってかっこいいなー」


そう言って俺はその攻撃を軽々よける。


ライ「まぁ…そうなるか」


早いし強いが当たらなきゃどうってことはない


ユラ「もういいか?」


ライ「まだユラ手の内一ミリ出してないじゃん!」


ユラ「まぁそうだけど…」


基本的なことしかしてない。


ライ「仕方ない…本気出さなきゃ、出してくれないか」


その瞬間、ライを雷が包む。

…まさか、いたのか。この領域に行ってるやつが 


ライ「知ってる?ステージ3…」


ライの周りを透明な黄色いオーラがまとう。ところどころパリパリと雷が通っている。


マゴ「ちょ…ライ先輩!?なんすかそれ!?」


アメを食べ終えたマゴが言った。


ライ「最近できるようになったの。かっこいいでしょ」


できるようになったとは言っても最近か。意外と本に慣れている人は少ないのかもしれない。…副隊長は三つも能力持ってたから一つぐらい覚醒してるかもしれないけど


ライ「さらに私は運よく雷の能力者。」


マゴ「ま、まさかあの技と併用が!?」


ライ「疲れるけどね」


その瞬間、ライの体がバリバリと音を出しながら光りだす…


ユラ「これは…すげぇな」


蓄電みたいなもんか…!菜歌ライ…思ったより強いかもしれない。


ライ「【雷帝】インドラ」


覚醒のオーラに加え、周りを雷がまとう。これ…やばいな。こっちもちゃんとやらなきゃやられるな


メクル「おー、こりゃすごい。」


マゴ「ユラ先輩がんばー」


こいつらのんきだな…


ユラ「仕方ねぇ、ステージ3になるか」


そういって俺はステージ3になり、炎をまとう。


ライ「ユラもなれるんだ。まぁ驚きはしないけど」


そう言って手を俺に向ける


ライ「雷線」


さっきとは比べ物にならない雷を放ってくる。


ユラ「《ディオ・ブラスト》」


その二つの炎と雷は合わさり、相殺しあった


ライ「ありゃ、同じくらいか。とんでもないな。まだまだってことか、私も」


そうして次は、雷の剣を作り出す。


ユラ「まだやんのか?」


ライ「次で最後。私ね、雷以外に能力ふたつあるんだよ」


まじか。雷だけでも十分なのに…


ライ「『全切断』と『無限の力』て言ってね」


ユラ「…は?」


ちょっと待て、そんな…。無限の力なんて、アイツじゃないか


ライ「で、私剣得意なんだ。そして…今からする私の一撃はそのすべてを乗せる」


メクル「まった」


その時、間にメクルが入ってきた。


ライ「ちょ…メクル。じゃま」


メクル「やりすぎ。これは本気でやるようなもんじゃないだろ?」


おそらくだが、ライは今の『次期』と呼ばれる世の中でもかなり上のほうの実力だ。そんな奴に今の俺の力はどれだけなのか…確かめたい


ユラ「メクル、悪い、どいてくれ」


メクル「ユラ…」


俺がそういうと、メクルはどいてくれた。


ライ「やるの?」


ユラ「今の自分の力を確かめる」


ライ「…らじゃ」


そうしてライは剣を構えなおす。

俺は、こいつを確実に超えるためにも、実力を惜しまずだす。


ユラ「ステージ4、【魔獣】」


俺は80年の間、ステージ3の先をとにかく目指した。だがそれはかなり難しく、ステージ4まで行けたのは炎、水、闇、重力の三つだけだった。ほかの能力も惜しいところまで行ったんだがな…


ライ「す、ステージ4!?…なにそれ」


俺の後ろに龍が現れた。これがステージ4。その能力に合う魔獣が現れる。


ユラ「行くぞ、狙いはライ…」


俺はライを指さし、龍はそっちを向く。


ユラ「放て」


そう言った瞬間、龍の口から炎が吐き出される。俺の放つ攻撃よりはるかに火力が高い。


ライ「むちゃくちゃだな…よし、行くぞ」


ライはその炎に向けて放つ


ライ「【雷撃】イカズチ」


最高の一撃を。



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