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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第五話 副隊長

ユラ「あの人が…2番目に強いんですか?」


とてもそうとは思えない風貌。髪はぼさぼさ。服はよれよれ。なんか…威厳がない


ギャラル「まぁ気持ちはわかる。私も最初見たときは信じられなかった。だがあの人が魔警備隊副隊長、李地(りじ)副隊長だ。」


李地「よろしく…」


なんかすごい暗い。あの人の周りだけ夜なんじゃないかってぐらい。


ユラ「この人に認めてもらえばいいんですね?」


ギャラル「あぁ、では!最終試験はじめ!」


この人は能力が強いのか、または戦闘面で優れているのか…


李地「えーと…ユラさんですよね?」


ユラ「は、はい」


そう答えると李地さんは近づいてきた。…攻撃をしてくる感じはしなかったので俺は身構えつつも何もしなかった。

そして李地さんはこっそりと、俺にしか聞こえない声で言ってきた


李地「あなた…大英雄ですよね?あの、伝説の」


ユラ「さて…知らないですね。大英雄?聞いたこともありません。」


そう答えると李地さんはため息をつき、離れていった。

そうして…こういった


李地「大英雄知らない人なんかいないんですよ、バカですね」


その瞬間、李地さんから殺気を感じた。

そして次の瞬間、目のまえに李地さんがいた。


ユラ「なっ!?」


蹴り飛ばされた。見えなかった…


李地「まだ意思があるんですか、まぁここまで来れたらそんなもんか…」


ユラ「さすがですね‥ナンバー2は伊達じゃないってことですか」


李地「大英雄には勝てないですよ」


そうして攻撃を繰り返してくる。早いうえに攻撃の威力がだんだん上がってる?

そういう能力か?


ユラ「こっちもそろそろ攻撃しますかね」


そうしてステージ3になる。

攻撃の合間を見つけ、攻撃を与える。


李地「…!さすがに強いですね、腕がしびれます」


その程度で済まれるのも困る


ユラ「そんなこと言ってられないようにしてやりますよ」


俺は手のひらを前に向ける


ユラ「《ディオ・ブラスト》モデル・ドラゴン」


大きな炎の龍を作り出す。

それを李地さんに向け、放つ


李地「おっと…これは…」


李地さんはすこし狼狽したが…


李地「もらいますね」


その瞬間、俺の龍は李地さんの手元に球状となり手の中に納まった。そして…


李地「返しますね」


俺に向けて炎の龍が飛ばされる


ユラ「まじか!」


こんな芸当ができるのかよ。能力の数は!?関係なくなったの?!

そんなことを考える暇はない


ユラ「炎流五閃 森羅万炎」


炎流の中でもかなり強い技、すべてを炎で切断、それは炎自体も例外ではなく…

俺自身の炎もたたっきる


李地「ほぉ…さすがですね…やはり手数が多いと対処もされやすいですね」


ユラ「はぁはぁ…これで認めてもらえたか?」


李地「いやぁ…まだまだみたいなー。技」


ユラ「あんた副隊長なのに暇かよ」


李地「だってウルウちゃんが全部やってくれるんだもん。暇だよ」


ユラ「ウルウ…ちゃん!?女性なの!?」


李地「ほんとになんも知らないんですね、ユラさんは」


女性だったんだ…。偏見って怖いわ…


ユラ「じゃあこうしません?次使う技に耐えられたら俺の合格ってことで。」


李地「まぁいいですよ」


確実にあの人を倒す方法、そんなものは大量にある。操ってしまえば簡単だし、瞬間移動で近づいて切ってしまえばいい。だが手の内をさらしすぎてはいけない。炎の力だけで倒す…でもそれじゃ納得しないだろう。仕方ない、あれ使うか


ユラ「インフィニティソード」


俺はバカでかい大きな光り輝く剣を出す


李地「なんじゃそりゃ」


ユラ「いきますよ…」


この剣で放つ炎流は、ステージ3の最高潮だろう。


ユラ「炎流六閃 業火爆千」


剣をふり、大量の炎の斬撃を飛ばす。一閃より火力は下がるが、数は多い。こっちは質より量みたいな感じだ。


李地「これ全部をまとめるのは…頑張れば…」


え?

その瞬間、全部が李地さんの手元に集まった。

いや…えぇ…インフィニティソードがぁ…


李地「返すね」


…いや、待てよ。手のひらを李地さんに向け、今の技の本質をだす


ユラ「爆破」


その瞬間、李地さんの持っていたものが爆発した。

実はさっきの技、最後に爆発するのだ。それは俺の意志でできるので…


ユラ「勝った?」


倒れて動かなくなった李地さんを見てから、ギャラルさんを見る。

ギャラルさんは李地さんを指さす。不思議に思ってもう一回李地さんをみると…


李地「んやぁ…強かった!」


えぇ…なんで回復してんの…


ユラ「合格?」


李地「文句なしでね」


良かった…


ーーーーー

晴れて俺はレベル10の一般魔法が使えるようになった。


ユラ「で、どうやって使うの?」


ギャラル「店で魔法紙を買えばいい。そうすれば体に刻まれて、使える。合格記念にこれをやろう。」


これが…魔法紙、レベル10のファイアをもらった。


ユラ「い、いらない…」


ギャラル「高価なものなんだから贅沢言うのではない。アルパに縁があるならあいつからもらえ。あいつは無駄に金があるからな」


ユラ「へい…」


そうして試験会場から離れ、メクル達の場所に行ったが…マゴしかいなかった。


マゴ「お疲れっす、見てましたよ。あの副隊長をあんなにしたの中々いないですよ」


ユラ「あの人は何の能力なんだ?」


マゴ「あの人は三つありますからね…確か『まとめる』と『攻撃すれば攻撃するほど攻撃力が上がる』、あと一つは知らないんですが、多分保険をかける能力なんじゃっていわれてますがね」


最強だな…。人のこと言えないか






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