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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第四話 レベル10の試験

ユラ「久しぶりだなぁ…あの頃は倒すのに手間取ったっけか。」


ギャラル「何をぶつぶついっているのだ…。あれは大昔存在してというドラゴンのデータから作られた偽物だ。とはいっても…強さは偽物じゃないからな」


そうして始まった試験。


ドラゴン「ガーーーー!」


大きな声で叫んでくるドラゴン。本気を出す必要あるかな…


ユラ「ステージ3」


そして手のひらを前に出す。ドラゴンは襲い掛かってきたがその前に俺は攻撃を放つ。


ユラ「ディオ・ブラスト」


昔の攻撃とは違う、火力は最強、速度は目で追いつけないほど。

もはやレーザー。

攻撃は見事ドラゴンに直撃した。


ドラゴン「ガ…」


一撃か、俺も強くなったもんだ。


ユラ「ギャラルさん、倒したけ…」


ギャラルさんを見ると口を少し開け驚いた顔でこっちをみてる。なんかした?俺


ギャラル「ご、合格だ。次に行こう」


ユラ「わかった」


にしてもそんなに強かったのか?あのドラゴン。


ギャラル「すまない、最初は君のことを正直なめていた。魔警備隊にはいって一週間もたっていないのにレベル10の試験をやる奴なんか馬鹿か天才ぐらいだからな。」


ユラ「そんなにですか…でも百人はいるんでしょ?」


ギャラル「いるはいるが…魔警備隊トップのウルウさんでさえ30分はかかった。いや30分でも十分おかしいのだが…」


ユラ「へぇ…ウルウ…さん」


名前を聞くのは初めてだった。どんな人なんだろうか。こんな大きな組織の一番上。きっととんでもないやつなんだろう。


ギャラル「さぁ、次だ。」


連れてこられたその場所にはある人がいた。


レイパー「どうも、レイパーです。レイとでも呼んでください。」


剣を持つ女性がいた。…このひとアルパさんぐらい強いんじゃないか?

てか…


ユラ「それって…」


俺が指をさした先には本があった。


レイパー「あぁ…これか。まぁ知らないのも…ってなんで持っているんだ?」


ユラ「こっちも聞きたいんですが…」


本のこと…メクルやマゴは知らない感じだったのに…


レイパー「本はまだまだ未知数で魔警のほんの一部や研究している国の一部の奴しかまだ持っていないんだ。これはすごいものでな。複数の能力や…」


ユラ「あ、知ってます。なんなら19個あります」


レイパー「・・・?」


頭がパンクしたのか動かなくなってしまった。


レイパー「ま、まぁ最近所属していきなりレベル10の試験をやるような奴だ。そういうものもいる…のか?」


ギャラル「なんでもいいからやれ」


レイパー「はっ…すまない…二つ目の試験は私に勝つことだ」


ユラ「わかりました。」


レイパー「ちなみに…私は能力二つあるからな」


そういってレイさんは剣を構え、さらに剣を後ろに二つ作り出し、浮かせた。


レイパー「『剣を一日二つ作る能力』と『剣を浮かす能力』だ」


めちゃくちゃ限定的な能力だな…まぁいい


ユラ「俺も剣使えるんですよ。ちょうどいいですね」


そうして剣を作り出す。


ギャラル「では、開始!」


レイさんはすこし間をとってから攻撃を仕掛けてきた。


レイ「はっ!」


…!これは強い。剣の太刀筋はきれいだし、何より早い。さらには攻撃が単純に三倍だ。これを操るのもなかなか難しいだろうに。


ユラ「くっ…!」


避けきれず受けてしまった。


レイパー「私の剣を受けるだけでも十分だ。だが攻撃をしなければ勝てないぞ!」


猛攻を続けてくる。正直炎を使ってしまえばいいし、なんなら重力をつかえばすぐ終わることだろう。だが…俺は出来る限りあいつらの能力は…使いたくない。


ユラ「じゃあ遠慮なく攻撃させてもらいます」


剣筋をレイさんにむけ、技を使う


ユラ「炎流一閃 炎斬波」


炎の一太刀を飛ばす。


レイパー「面白いことをするじゃないか?」


だがレイさんは一旦剣を下げ


レイパー「ガード・レベル5」


俺の攻撃は突然現れた壁に防がれた。強いな…あれ。ステージ3になってないとはいえ、防がれてしまうのか。


ユラ「なるほどね…」


レイパー「こっちとしては逆に一般魔法なしで一つ目の試験を突破するほうが驚きだ」


喋りつつも攻撃を止めはしない


レイパー「それがお前の限界か!」


ユラ「そんなわけないでしょう…」


ここらでちょっと本気をだすか。これでまだやるようならすこし考えなければいけない


ユラ「炎流七閃 紫炎雷双(しえんらいそう)!」


とてつもない速度でレイさんを攻撃する。雷に近い速度で剣を振る。


レイパー「ぐはっ…」


良かった。やられてくれて。これ以上出してもいいのだがこの試験を見ている者がいる。実力を出しすぎないくらいがいいだろう。


ギャラル「さすがだな。剣鬼のレイと言われていたものを剣で倒してしまうとは…他のレベル10の試験挑戦者は遠くから能力を使ったり正面から戦わない奴ばっかりだ。だがお前は違う。文句なしで合格だ。さぁ、最後の試験に行こうか」


ユラ「はい」


レイさんはその後医療チームが連れて行った。


ユラ「あの…ギャラルさん」


ギャラル「ん?なんだ?」


ユラ「ギャラルさんってどこのチームに入っているんですか?」


ふと気になった。


ギャラル「私は魔警の育成担当だがまぁ一応チームには入っている。さっきのレイと同じ、聖花(せいか)チームだ」


聖花?聞いたことないな。


ユラ「せいか…チームですか」


ギャラル「なんだ、知らないのか?魔警の三大チームのひとつだぞ?」


ユラ「え、あ、そうなんですか?!」


ギャラル「まだまだってことだな…私たちも」


多分俺が知らないだけだと思う。かなり有名なんだろう。いつか会うことになるんだろうか


ギャラル「さて、これが最後の試練だ。」


ある部屋に連れてこられた。


ユラ「ここは?」


ギャラル「ここが第三の試練の場所。まぁさっきのように戦うことになるんだが…さっきより簡単だ」


ユラ「簡単?」


ギャラル「倒す必要はない、あっちが認めればおしまいだ。まぁ…」


その時、奥からジーンズにパーカーの男が出てきた。なんかだるそうにしている


ギャラル「魔警ナンバー2の実力を持つ奴だから、簡単にはいかないだろうがな。」





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