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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第2章 再来の魔法使い
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第一話 第二章 開幕

ある話から80年。世界では誰しもが能力を持つことが当たり前になった。さらには誰でも使える一般魔法も生まれこの世の中は魔法中心の世界となった。その事実は人間の限界を大きく広げたと同時に事故、事件、犯罪の多い世界ともなった。その問題を解決させるためにできたのが‥‥


メクル「僕ら魔警の仕事。わかった?新人君」


僕の名はメクル。世界の魔法問題を解決させるべくできた魔警備隊。通称『魔警』に所属する雪川メクルだ。でこっちが…


マゴ「わかってますって…先輩。で、それは数十回と聞きましたから。任務は何なんですか?」


この女の子は梨花咲(りかさき)マゴ。先週魔警に入った新人ちゃん。最年少での魔警所属で実力もとんでもないらしい。なんで僕そんなすごい子の上司しなきゃなんだ?僕はすごくないのに。僕の上司は「メクルなら楽勝だろ!」って。投げやりだったなぁ…


ケルト「今回の任務は不良チームを制圧だ。マゴのおかげで最近の任務は楽だ。」


こいつは志賀崎(しがさき)ケルト。僕の同期だ。実はケルトと僕ともう一人で魔警の優秀チームと言われていて、さらに優秀なマゴがはいったおかげで魔警内では最強と言われている。


マゴ「…皮肉っすか?」


ケルト「いや?」


メクル「ほらほら、ケンカしない!着いたよ」


僕らの目の前には大きな倉庫があった。


マゴ「おらー全員手ー上げろー」


マゴはめちゃくちゃ棒読みで入っていった。


不良A「な、なんだ!?」


不良B「こいつら…魔警だ!しかも最強って言われてるメクルチームだぞ?!」


あら、有名。いつのまに有名になったんだろう。

そんなのんきなことを考えているとボスっぽいやつが出てきた。


ボス的な人「てめぇら、慌てるんじゃねぇ!なにが最強だ!たったの三人!こっちは十人いんだぞ!?やっちまえ!」


統率力はすごいのか、その言葉でほかのやつらが攻撃を仕掛けてくる。


マゴ「私一人で十分っすよね」


僕の返答を聞く前に走っていくマゴ。こりゃまだまだ教育がひつようだな。

マゴは一人で大勢に向かっていき…


不良A「おらぁ!」


不良は鉄パイプに炎をまとわせマゴを攻撃する。


マゴ「ふん…」


そんな不良に大量の水をマゴはかける。さらに…


マゴ「ほらよ」


風をあびせた。


不良A「さんむ!!!」


そうして寒そうにしている不良を闇をまとわせた拳で殴る。

何度見てもあの能力はチートだなぁ…

マゴの能力は『五属性魔法の使用』だ。この世界には一人ひとつ能力をもつ。その能力は世界で唯一無二。かぶることはない。そのため、個人の力の差を埋めるため開発されたのが…


不良B「おらぁ!よそ見してんじゃねぇ!」


横からマゴをかいくぐったのか不良が殴りかけてきた。


メクル「ファイア・レベル3」


炎の球が不良を吹き飛ばす。これが一般魔法。誰でも使える五属性の魔法。炎、水、風、闇、草。

ただ属性は人によって違う。炎の一般魔法を使う人は水の一般魔法は使えない。

だからこそ、マゴはチートなのだ。だって全部使える。


ボス的な人「ふん!そんな攻撃じゃ倒せないぜ?」


マゴ「ぐっ…」


ん?ちょっと手こずってるのか…助けてやろうと行こうとした瞬間だった。

いきなり巨体が倒れた。

何が起こった?


ケルト「どうした?」


マゴ「いや…何も…」


その時、上から声が聞こえた。


???「ん?これ倒していい奴だよな?」


その先には…髪が黒く、手に炎をまとい、空を飛ぶ男がいた。


???「にしても誰でも炎がつかえるってのはちょっとざんねんなもんだな…」


そんなことをいいながら降りてくる。


マゴ「あんた…だれ?」


男はすこし悩んだ顔をして、言った。


「俺はユラ。することのない暇人さ」






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