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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第1章 最初の魔法使い
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第五十五話 力の差

シロ「ここ…かな」


博士からもらったセンサーはここを指している。

大きめな倉庫だ。


シロ「お邪魔しまーす」


倉庫のシャッターを開けた。


???「んなっ!?鍵かけているのに!?」


壊しちゃってた…


シロ「ご…ごめんなさい」


その時奥から人が出てきた。


阿井「ん!?お前は…!?」


シロ「ん?」


あのおじさん誰だろ…見たことないけど…


???「シロか!お前!」


女性がこっちを指さして大声を上げる。


シロ「あなたがボスさん?」


シクロ「そうさ!!私が反FW勢力のボス!シクロさ!よくこの場がわかったな!」


ボスさん女性だったんだ…てか

博士ってすごいなーとどうでもことを考える。


シクロ「そうか…ひとり余るんだったか…だがしかし!」


シロ「ん?」


シクロ「こっちは本持ち二人!しかもあの今話題の操りの能力者!阿井さんだぞ!」


阿井「馬鹿野郎…ばれただろうが…」


シクロ「大丈夫!今倒してしまえば…」


スマホをポチポチ…


シロ「送信!」


これでみんなに阿井って人がいることが伝わった。


阿井「馬鹿が…」


シクロ「あぁーーーー!?」


シロ「えーとあとやらなきゃなのは…」


あの人たちを倒せばいいんだっけ


阿井「他の奴らが来る前にさっさと逃げるぞ!」


シクロ「いや…今倒してしまったほうがいいと思うが…それに私の仲間が倒してくれているかもしれないぞ?なら今やったほうが…」


阿井「…一理あるな。やっちまうか」


二人はこっちを向き戦闘隊形に入った

怖い


シクロ「ゴーレム創造!」


ボスさんの手から植物が出てきて大きな人みたいな形になった。

でも動かない


阿井「コントロール!」


阿井って人から糸のようなものが出た。

その瞬間、植物の人形が動き出した。


シクロ「やっちまえ!]


植物の人形がこっちに走ってきて拳を飛ばしてきた。


シロ「わー」


ドガーーン!!!


阿井「やったな」


シクロ「よっしゃー!」


バン!


一瞬にして植物人形が吹き飛んだ。


シロ「ふー…強かった」


シクロ「んなっ!?」


もうやることがないのか、口をぽかんと開けてこっちをボスさんは見てくる


阿井「お前…能力いくつ持ってる?」


シロ「三つ」


阿井もボスさんと同じになった。

一旦二人を捕まえた。


シクロ「くっそー…」


シロ「ボスさん…ボスなのに弱い」


シクロ「植物の能力は回復専門なんだよ!ボスっていったって攻撃力高いと思うなよ!攻撃系能力さえあれば…」


阿井「はぁ…こいつらにつくんじゃなかった…」


その時、倉庫の外から声が聞こえてきた。


グラ「おーい!シロー?」


シロ「グラー!こっちー!」


シクロ「終わった…」


ーーーーー


グラ「んじゃまぁこいつら拠点連れて行こうか!というかなんで阿井さんいるのさ…あきらめたんじゃないの?」


阿井「あきらめるか…強い奴についてお前ら倒そうと思ったんだよ!」


グラ「ご苦労さん。で、ボスは女の子だったと」


シクロ「悪いかよ!」


ため息をつく。結局ボスは名前だけだったのか…


グラ「シロ、いくよ。ユラくんたちには連絡したから。」


シロ「はい」


僕はその二人を倉庫からたたき出した


グラ「ほら、行った行った」


その時…


???「あれか‥」


遠くから声が聞こえた


シロ「グラ!よけて!」


僕はシロに押され、その攻撃をさけられた


グラ「誰!」


シクロと阿井さんの顔を見るが知らないといった感じだ。

誰なんだ…この男…


ウセル「ウセルという。お前らの能力をもらいに来た。お前らが戦うことは盗聴して知っていた。」


いつの間に…ほんとに第三勢力ってことか


グラ「一人?」


ウセル「十分だからな」


その瞬間ウセルから光の光線が飛んできた


グラ「くっ…」


早いし強い…なんだこれ…よけきれない


シロ「大丈夫?…よくも…グラを…!」


シロがウセルに殴り掛かった。


ウセル「ふん…」


だがウセルは高速でシロをよけ…光線を至近距離で放った…


シロ「ぐあー!!?」


グラ「シロ!?」


シロがやられた?!

強すぎる…


ウセル「おーおー…光線うけて生きてんのかよ。バケモンだな」


グラ「もしかして…光の能力…!」


ウセル「そうさ、だから一人で十分なんだって」


能力が強すぎる…アムでも勝てるビジョンが見えない。


シロ「グ…ラ…逃げて」


グラ「ばか!死んじゃうでしょ!」


第一光相手に逃げ切れる気がしない


グラ「一緒に戦うよ!」


シロ「わかっ…た!」


僕は手を前に出し、重力を放った。


グラ「グラン・ゼロ」


大きい重力弾を放つ。


ウセル「くだらねぇ…」


だがつぎ目を開いたら、僕のわざは消えていた。

光ってそんなにも…?!


ウセル「こっちはステージ3行ってんだよ」


グラ「それは…僕だって!」


そして僕はステージ3を発動させる。


グラ「グラームレット・サン」


重力の能力の神髄…それがこの技。

重力によって空間のすべてを、生き物も草木も空気まで一点に集め、潰す。


ウセル「うぐっ…?!これは…!」


効いてる!


でも…その希望は一瞬で失われた。

光がウセルの周りをまとう。

次には僕の技はなくなっていた


グラ「あ…あ…」


だ…めだ…僕な最大技が…


ウセル「あぶねぇ奴だ」


その声が、僕の耳元に聞こえたのが最後だった。


ーーーーー


シロ「グラ!」


だが…次の瞬間にはグラはいなかった。


シロ「グ…ラ…?」




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