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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第1章 最初の魔法使い
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第四話 見かけによらない

おはよう、眩しい世界

カーテンがないから毎朝5時起き。

勉強してから学校。

のつもりでゲームしながら準備

朝ご飯はパン。

焼けるかなって思って火を出してやってみたら

灰になった。

訂正、朝ご飯は灰だった


今日は4月10日

学校に行くのがこんなに怖い日は他にないだろう。

なんてったって絶対に火を出してはいけない。

ちやほやされるかもしれないが、逆に避けられたり生きたまま色々されるかもしれない。結局日常が大切なので、今が崩れなきゃそれで良いのだ

バレたら何されるかわかったもんじゃない。

でも案外考えてれば出ないもので…

「考えすぎだったな」

そう思いつつ昼休みを教室で堪能してると…


不良「金出せよ」

メガネくん「や、やだよ…いきなりどーしたんだよ!」


典型的ないじめを窓から発見

てかあの不良は…

メガネくんとだけは仲が良かったはずなんだが…

ついに金がなくなったんだろーか。

これを見逃す程俺は腐ってない。


ピッ…


とその辺の草に火をバレないようにつけた。

弱火を。

不良「うわっ!」

っと逃げていった。

そんなに?アレで?

ライターくらいだよ?

とにかく、火の後始末はしっかりと。

フッと消しといた。

メガネくんがめちゃくちゃ困惑してる。

ふっふっふ…この火は全てを焼き尽くす!…などと厨二病ごっこをしていると…

不良「先生!火が!…あれ…?」

先生「何もないじゃないか…先生を騙そーとしたな?」


慌てふためく不良くんと弁解してるメガネくん

俺は心の中で言った

(ごめん、不良、良い奴だったな)


ちなみにお金が欲しい理由はメガネくんの誕生日プレゼントを買いたかったがお金がなかったらしい。

良い子、でもバカ。


その後、校内で金を借りようとすると周りが燃えると言う噂がたった。帰る頃には噂の独り歩きで、会話してると草が燃えて地球温暖化かが進むのではという意味わからない事になっていた。

壮大すぎんだろ。

帰宅途中一緒に帰っていた真にそれを言われた時心は無になった。


真「多分不良が勝手に言ってるだけだって私は思うけどねぇ…。でも実際他にも火がついたとか…。信じられないや。それに一日でこんなに広まるのかな?」


なるほど、俺の能力は物理的にではなく話題にも火をつけるらしい。





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