第三十一話 同じ
グラ「抱きつく⁉︎」
突然そんな事言いだす博士。
なんだ?変態の頃の記憶でも思い出したか?
ドク「もうああゆうのは化学的にどうか
できるものじゃないんですよ。グラさん」
狂ったか、こいつ
グラ「そんな事言ってないでなんとかしなきゃ!今は弱ってるけど…すぐ回復してくるよ」
暴れ、森だった場所を黒ずみにしていく
ユラくん。
どうしちゃったんだろう…
博士「とにかくあの2人は助けました。
わかった事は…燃えてない。つまりユラさんに
よって倒された訳じゃないですね。」
グラ「そっか…」
そんな事がわかってもどうしようもない…
???「おっと…やりすぎだな。」
ふとそんな声が後ろから聞こえた。
ドク「あなたは…誰です?」
クラリタ「私はクラリタ、話の前にとにかくアレを止めなければな」
背の高い…髪が黒い20代くらいだろうか。
そんな男が現れた。
男は手を前に出し…
暴走してる彼と同じ…黒い炎を出した。
ユラ「……!」
地面に落ちた。ユラくんが。
グラ「ユラくん!」
駆け寄ってみるといつもの穏やかとも怖いとも言えない顔で寝ていた。
クラリタ「アイツは命令を率直に受けすぎ
なんだよなぁ…」
さっきの男が歩いてきた。
手には…2冊の本を持っていた。
クラリタ「ほら、これ。仲間内で使いな。
誰かが適正さ。」
そう言って黒い本を渡してきた。
赤い本がユラくんだったから…
黒はアムだろうか。
クラリタ「また会おう。今度は敵かもしれないがな。」
そう言ってクラリタは去っていった




