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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第1章 最初の魔法使い
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第三話 飛べない

次の日も、俺はこの炎を駐車場で練習していた。

昨日よりも遥かに使えるようになってきた。

今日はたまたま休日だった為、この炎について本格的に調べたが、何もわからなかった。今までの歴史にそんな人はいなかったし、似たようなものはあったが、はっきりとはしなかった。このような力を持っている人が他にもいるのか。炎以外にもあるのか、そして何故俺なのか。

疑問は募るばかりだ。

とにかく、俺は何かあった時の為、炎を使う

火の扱い方がわかった今

めちゃくちゃ器用に使える。なんなら遊んでいる

輪作ってみたり、両手を使ってアーチを描いてみたり。

またひとつわかった事がある。

手以外からも出るのだ。

足、お腹、脇腹。

とにかく全身どこからでもでる。

ここで天才ユラくんは思いつく

「飛べるのでは?」

足から火を出して飛ぶイメージを持ってみたが…見事頭を痛めた。

上がったが真っ逆さまに落ちたのだ。

イタイ

イメージなんじゃないのか?

謎が深まった。


すると、昨日助けたネコが出てきた。


ユラ「よぉ、いじめられてないか?」


ネコ「にゃ!」


元気よく返事をした。言葉が伝わっているかはわからないが。

…この力、人に見せたらどうなるか考えた事がある。理想は頼られたりするが、現実じゃ気味悪がられたりするだろう。ネコに魚の形をした炎を作ってやると、危うく飛びついてやけどさせそうになった。

…こうやって、俺の炎を悪用しようと飛びついてくるやつもいるだろう。

それに、俺以外がこの力を手に入れて悪用しないとも限らない。


ユラ「相談できない悩みができるとはな…」


俺は口が軽いので困ったらすぐ真や友達に言っているがこればっかりはどうもな

同じ力を持ったものがいて、そいつと出会えれば良いのだが。

俺は炎を操り、棒状のものをつくりだす。

不思議なことに質量があるのだ。

そろそろ剣も作れそうだな


ネコが興味津々といった感じで見てくる


ユラ「よし、名前つけよう」


ネコが愛らしくなり、名前をつけたくなった


ユラ「じゃあ…ユコなんかどうだ?」


俺の一文字とネコを組み合わせた


ネコ「にゃ!」


良かったらしい。まぁ通じてるかは知らないが。


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