第二十九話 ピンチisチャンス
こいつは…化け物より化け物だろ。
俺とアム2人がかりなのに全ていなし
むしろ攻撃してくる。
アム「なんだコイツ!化け物か!」
それな
ユラ「アム!なんか勝ち筋ないか!?」
アム「レベル10フルでこれだ!ない!」
???「さっさと…倒れろ!」
風の斬撃。人を超えたパワー、スピード
防御力がない…とは、言ったがまず当たらない
これは…無理か…
アム「《レベル10》・殴!」
???「ぐっ…がぁ!」
弾きやがった。打撃を。
アムの飛ぶ一撃を。
アム「嘘だろ⁉︎」
だが俺は体制が崩れたその隙を逃さなかった
ユラ「…《ペタ・ブレイク》!」
当たった!
吹っ飛んだが…すぐ立ってきた。
ああもう!
アム「相棒!どうする!」
ユラ「…お互い後の事を考えないようにしよう。」
アム「……わかった!」
後を考えない、つまりそれは本気の合図。
ユラ「《ゼタ・バースト》!」
アム「《レベル・100》!」
⁉︎
アイツ100まで…いつの間に…
いや、今は前に集中だ。
ユラ「タイミング合わせろ!」
アム「わかった!」
???「耐える…!」
最高の状態で、最高の一撃を、最高の2人で
与える。
ユラ「《アルカナ・ブラスター》!」
アム「《レベル・100》魔神斬!」
この世のものとは思えない衝撃波が
目の前に広がった。
…これで生きてたらもう勝てないだろう
嘘だろ
???「がげ…あがぁ…」
アムは…倒れている…
俺ももう…無理だ、立ってられない…
だが…
ドサッ…
倒れた、アイツが。
最強が。
ユラ「は…はは」
本を手に入れてから自惚れていたのかもな。
あんな化け物がまだいるんだ。
俺も…まだまだだな…
そう…今だ!
本を強く握り、念じた。
強さを!
ーーーーー
グラ「どこに…行ったの?」
ユラくんとアムを探して30分経つ。
アムは僕よりだいぶ早く行ったはずだから…
もうアレを倒していると思うんだけど…
そんな中視界の端に黒いなにかをみた。
そちらに視線を向けると
「え?…あれって…」
その場には
倒れているアイツと…アムと
黒い炎をまとっている…
大好きな人がいた。




