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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第1章 最初の魔法使い
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第二十五話 夢

グラが風邪をひいたらしい。

今までにない事例だ。

ドク博士が薬を買ってきていて

アムが看病をしていたら

アムも風邪をひいたらしい。

そこをドク博士が発見し

慌てて色々していたら

ドク博士まで風邪をひいたらしい。

パトロールに言ってた俺のひとことは


ユラ「バカなのか?」


呆れ顔で3人に言ってやった。

3人一気に風邪にかかるなんて事あんのか?

そう思い能力者の可能性があると探り

探索中。

だが中々情報はなく…


マユラ「困ったな…」


ちなみに3人の看病はドク博士のロボットが

してる。

最初から使え。


そんな事を考えながら空を飛び情報誌を

見ている。


マユラ「はぁ…ダメだなこりゃ。」


気分転換に近くの公園に行った。

休日の昼だからだろう。

割と人がいた。


ベンチに座り思考を巡らせていると…


女の子「お姉さん!はい!アメ!」


女の子からアメをもらってしまった。

しゅわしゅわするやつ。

…炭酸…


マユラ「ありがとよ、お嬢さん」


そう言うと女の子はにこにこしながら

友達の方へと戻っていった。

平和だなぁ…俺らの拠点以外。

そんな事を考えていると…


遠くの通りを歩いていた人々が倒れている。

なんだ…?

それにあの緑の霧…

これは…


近づき火で霧を晴らし救急車を呼んだ


???「あー待て待て。そいつらは俺んのだ」


マユラ「…誰だ、お前」


髪の毛ボサボサ白衣を見に纏う謎の大男がいた


???「俺?俺は…しがない医者さ」


マユラ「医者は人を病気にさせるのか?

笑顔を奪い苦しませるのか?」


明らかにこいつだろう。この霧を発生させたのは。


???「うるせぇなぁ…いいからどけよ…

どうせそんなやつら助けても意味ねぇっての」


マユラ「……」


イラつきが限界だ。

殴りかかろうとしたら…


女の子「だめーっ!」


さっきの女の子が俺の前に立ち守る姿勢を

とった。


マユラ「何やってる!逃げろ!」


女の子「お姉さんをいじめるな!」


善の上での迷惑…

いや…俺よりマシかもな。


マユラ「お嬢さん。どきな。」


変装を解いた。


ユラ「アメのお礼だ。助けてやるよ」


女の子は口をぱくぱくさせ驚いている


???「あれぇ…これじゃ俺が悪いやつみたいじゃないか…」


ユラ「わかってるじゃないか」


そう言って拳を握り殴りかかった…が


???「お医者さんは簡単に倒せると思ったか?甘いな」


意外にも武術の心得があるらしい

その後も何度か繋げたが全ていなされた。


???「かっこつけてこれか?え?

女の子1人も助けられない。ヒーローさん?」


ユラ「挑発に乗るほどバカじゃない」


そう言って拳を繰り出し続ける。


???「けっ…こんなんが世界を守ってんのか

他のやつらも大した事なさそうだな」


黙ってればぺちゃくちゃと…こんなとこで

やりすぎたら周りに被害が及びかけない

ましてや倒れた人々がいる…

力さえ出せれば…

そんな時…


女の子「うるさい!そんな事ないもん!

頑張って!お兄さん!」


………また俺は甘えていたのかもな


ユラ「あぁ、そうだな。がんばるか」


そう言って俺は最善の注意で、周りを

気をつけつつ能力を発動した


《ブースト》+《ブレイク》


一気に近づき手を当て…

身体の中から破壊する。


???「ごふっ…!」


女の子「わー!かっこいい!」


ユラ「ん?いや、かっこよくなんかないさ。

ただ、倒しただけだ」


そう、倒しただけなのだ。

アムのようにかっこよくも

グラのように優しくもない。

ヒーローはあの2人だ。

だがそんな俺に女の子は…


女の子「わたしのなかのヒーローはお兄さん

だよ!」


……子供は嘘をつかない。それは時に残酷で

ナイフのようにこころに突き刺さるが今の言葉はナイフなんかより俺の心に刺さった。


ユラ「は…はは。そうか。ヒーローか」


嬉しかった。ただ単純に。

認めてくれる人がいたから。


ユラ「決めた。最強になろう。最強のヒーローにそしてお嬢さんが安心して過ごせる未来をつくってやる。」


それが俺の夢となった。


ーーーーー


ちなみにあの3人はただ風邪をうつしあってただけだった。帰ってきて俺は


ユラ「大丈夫か、バカども」


笑顔で3人に言ってやった。


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