第二十四話 博士
そうして水仙ドクが仲間となった。
もちろんグラは猛反対だったがドクはあの時の記憶をもう忘れているし
めちゃくちゃ謝ったのが良かったのか許された。
グラ曰く「30代の大人に何回も謝られたらさすがに許さないとは言い切れないよ…」
だと。
アム「ドクの立ち位置は何なのだ?」
ユラ「別に立ち位置なんかいらないだろ・・・」
アム「そうゆうのが大切だろう!」
そして考えた末、博士らしい。どうゆう立ち位置だ…
とにかくドク博士?が仲間になった。
あの学校の後、我らチームFWの拠点は博士のラボとなった。
お詫びらしい。さすが大人だ。
その後グラの冷え切った体を暖かい火で乾かした。
もう乾いたはずなのに「もうちょっと!!」といい中々終わらなかった。
乾いてからも体をくっつけてきて暑かった。
怖かったのだろう。
ドク博士の能力は使いようによってはかなり強い
高速で水の弾丸が撃てる。
音無しで。
証拠も残らない。
ただまぁ人を殺す事なんてないから意味ないのだが
そして大人だからこそなのだが
科学的な研究をするある大学の教授らしく
めちゃくちゃ頭が良い。
という設定だ。
ドク博士が記憶を無くしているせいで何も
わからないが、物を作ったりする才能が
あることがわかった。
今までになかった素晴らしいスキルである。
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グラ「買い出し行くけど何が良いー?」
最近、あまり事件が起きなくなった。
博士の事件以降だ。
俺らの活躍で悪さをするものが減ったと
思いたいが…
とにかく最近じゃFWの4人は拠点で
修行orのんびりである。
アム「魚。焼いたやつ」
ドク「我は米。あとはなんでも良いです」
と言って研究室に戻っていった。
グラ「ユラくんは?」
ユラ「炭酸があればなんでも。
あと…あれなんだったか。グラが好きなやつ。」
グラ「グラタン?」
ユラ「そう、それ。」
最近グラにおすすめされたグラタン。
なんでも美味しくアレンジしやすいし
名前が似てるから良いんだと。
にしてもグラが料理上手で良かった。
素直に褒めたら顔を赤くして「えへへ」と
喜んでいた。
グラ「じゃあみんなの要望からシーフードドリアに決まりました。アム。力仕事。」
アム「はいよ」
部屋には俺以外いなくなった。
今はこんな日常を送れているが
この先何があるかわからない。
崩れない日常を作るためにも
俺は修行をしにいった




