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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第1章 最初の魔法使い
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第二十話 やりすぎた

俺の考えた《ブースト》は火の勢いを高める技

その上の《バースト》は身体を燃やし

スピード・パワーを上げる技

どちらもメガ、ギガ、テラの順で強くなる。

メガは代償なしに使えるが

ギガは体力が一気に奪われ

テラは勢いを強めて使い続ければ死にいたる

一歩手前まで行く。

そしていま《テラ・バースト》で

闇無(やみなし)アムとの闘いを終わらせようと思ったが…

5〜6分は経っただろう。

まだ力をぶつけ合っている。

どれだけ互角かわかる。

《テラ・ブースト》も加えるか…

まず気絶は間違いないだろう。

だから持久戦は嫌いなのだ。


ユラ「はぁ…おい…諦めろよ…」


アム「俺が諦めるわけないだろう⁉︎

はぁっ…はぁっ…このままじゃ決着がつかん…

かと言ってこれ以上のレベルは…」


お互い限界である。

すると…


ぶぉん!


「空気」の圧が上から降ってきた。

アムもユラも倒れた。


アム&ユラ「うわっ!」


するとそこに白髪少女が。


アム「なぜ止めた!」


グラ「監獄がなくなるわ!ばか!」


まぁ簡単に言えばやりすぎたらしい。

そう思ってから記憶がない。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


…眩しい。

月明かりが入ってきていた。

ここは…?


アム「お、起きたな。相棒」


アムがいた。

見渡してみると医務室みたいな場所だった。


ユラ「相棒ってなんだ」


アム「仲間になってやる気にはなったが…

立ち位置どこがいいかなと」


そんなくだらない事を考えてた。


アム「にしても互角とは!驚いた」


ユラ「最大限お前だしてなかっただろ」


アム「いやいや、それは俺の能力が

攻撃特化だからだ。対してユラはバランス型だ。バランスなのにその力とは…。とにかく無理しすぎだバカもの」


バランス…たしかにそうかもしれない。

だがアレで10分の7の力…恐るべし。


アム「だがまぁ全く能力を鍛えてなかったからまだまだ強くなるがな!」


ユラ「………」


言葉が出ない。

そこで扉が開き…

グラが入ってきた。


グラ「あー!起きたな!…あれ、起きるの前より早いな。いや今は良い!ほんとに!無茶しすぎ!!」


そう言って抱きついてきた。


グラ「ほんとにもう…僕がどれだけ…」


頭をぽんぽんとしたらふわりと良い空気の匂いがしてきた。

アムがにまにましてる。ちっちゃい火の球を

打ってやった。


アム「あつい⁉︎あつい⁉︎」


消せるだろお前は。

()にも(かく)にもユラとグラは

心強い味方を手に入れたのだった。






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