第十八話 クライマックス
闘いが始まった。
さてまずは手始めに…
火を放射した。
だが予想通り
アム「火か、なるほど」
ヒョイっと避けられた。
わかる。アムの強さが。
簡単には勝てない…
飛ばそう。持久戦は俺は苦手だからな。
《メガ・バースト〉
素早くアクに近づき、殴りかかったが…
パシッ
簡単に受け止められた。
アム「中々強い…がそれだけか、ほら
俺の番だ」
そう言った瞬間アムの手が闇にまとわれ…
アム「《レベル1》」
そう言った瞬間…
拳が飛んできた。
ユラ「クッ…」
避けはずだが当たったようだ
痛い…
レベル1って…なんだ…
アム「ははっ…もうそんな絶望しているのか?
俺の能力は闇を貯める事だ…
十段階貯められる。意味がわかるか?」
なるほど…さっきの威力は本気の半分以下って
事か、絶望が更に絶望へと落ちたよ。
ユラ「なるほど…ご親切にどうも」
アム「もう飽きた。技も尽きただろ?
その顔は…さっさと片してやるよ」
ユラ「…そうだなさっさと終わらせよう」
両者睨み合い…
多分次で決まるだろう。
勝てるかはわからない
が…やるしかないだろう
アム「《レベル5》」
ユラ「《ギガ・バースト》+《テラ・ブースト》」
身体中が痛い…燃えるように…
これをやるのは初めてだ…
ふとアムを見ると…
あっちも辛そうだった。
ユラ「俺らは似た能力なのかもな」
アム「はっ…馴れ馴れしくする気はないぜ」
クライマックスとはこの事をなんだと
今の場面には合わない、他人事な考えを
してしまった




