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【最初の魔法使い】  作者: コトワリ
第3章 最悪の魔法使い
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第十七話 能力ドッジ二日目

【クラス対抗ドッジボール大会二日目】


司会「さぁさぁ!ドッジボール大会も二日目に入りました!今日も変わらず司会はわたくし、道寺路照がお送りいたします!一組対三組の決勝戦!もう少しではじまります!」


ざわざわと昨日よりも活気づいている学校内。来てる人も増えてるからだろうがやはり昨日の三組が衝撃的すぎる勝利だったことも理由の一つだろう。


クロ「今日は俺は出ないから暇だな…」


一日目に出たため二日目は出番がなない。今日勝てば三日目に出れるが三日目の対戦相手は魔警のエリートメクルチーム。能力がほとんど使えない俺は出ることはないだろう。


ウルウ「お、ユラ」


クロ「ん?隊長。どうして…って校長でしたね」


ウルウ「やっと魔警の方の仕事が落ちついてな。二日目から観戦できてうれしい限りじゃ」


クロ「そりゃよかったですね」


ウルウ「うむ。まぁユラは出ないようじゃがの」


クロ「ま、目立つ気はないんで」


ウルウ「はぁ…せっかくの青春なんじゃからもっと楽しば良いものを…。真面目じゃのう。」


クロ「どうせ一年ですしねぇ」


そう、結局一年なのだ。一年たって何も起こらなかったら調査は終了。ほかの方法で探していくことになるんだろう。まぁ延長することもあるかもしれないが合ってほしくはない。延長を命じられたとと言うことは何かあったということなのだから。


ウルウ「わしはユラに楽しんでほしいとお主をこの任務に…


隊長が話すのを遮って隊長の前にいきなり人が現れた。

…ん?


クロ「レイさん?」


レイパー「あぁ、そうか。君が今はユラなのか」


レイさんはやけに顔を隠すような恰好をしている。


ウルウ「なんじゃ?レイのやつ。そんな恰好して」


レイパー「ちょっ…隊長声が大きいですって…」


隊長がいつもよりこのお祭り雰囲気で声が大きかったせいかこの人がレイさんだと周りは気づいてしまったようだ。


「え…!?レイさんって…あの?!」 「レイパーさんいるの!?」


 「どこどこ!!絶対会いたい!」


レイパー「はぁ…ちょっと場所変えますか…」


そう言って俺たちは大事になる前にレイさんに人気の少ないところに連れられた。

どうやらレイさんは魔学校の生徒の憧れらしい。まぁかっこいいもんなぁ


ーーーーーーーーーー


レイパー「ま、ここまでくれば大丈夫でしょう」


ウルウ「なんなんじゃ、レイ。わしもっとあの辺りの出店見たかったんじゃが」


魔学校ドッジ大会には一般の人も多く来る。そこを狙って店を出す人も多い。なんなら学生もそこでアルバイトをしてお金を手に入れられるのでそっち目的の学生もかなりいたりする。


レイパー「そんな場合じゃありませんよ。二つ大切なことが…」


ウルウ「なんじゃ?」


クロ「いや、待った。それ俺が聞いていいんですか?」


レイパー「あぁ。というかいてくれ。そして聖花にも言っといてくれないか」


クロ「はい…?」


俺や聖花も、ということはエル関連だろうか


レイパー「昨日、魔学校に関係者じゃない人物が見られるという連絡が多数来ているんだ」


クロ「関係者じゃない…」


昨日からということは大会が始まってからか?


ウルウ「そんなもん当り前じゃろ。今日と昨日、そして明日は一般開放しておる。関係ない者は多くいるじゃろう。」


レイパー「それが…深夜にいるという話で…。夜中の巡回していた警備員は確かに見たと。」


ウルウ「ふむ…それならまぁ話は変わるのぉ」


クロ「聞き捨てならない情報ですね…。」


レイパー「ただでさえ今情報がないんだ。こういった少しの情報にも目を向けてみてくれ。もしかしたらこの大会の裏で何か起こるかもしれない。一般の方や生徒がいるんだ。しっかり守ってくれよ」


クロ「もちろんです」


とはいえ能力がほとんどないからな…


ウルウ「ユラ、本持っておくか?」


クロ「…そうですね。今日と明日くらいは持っておきましょうか。」


正直ステージ1の炎と岩、切り札がなくはないがエル達に及ぶかといえばうなずけないので本は持っておこう。…間違っても岩以外の能力は使わないように…


ウルウ「それで、もうひとつはなんじゃ?」


レイパー「あ、そうでした。隊長。大会の解説お願いします」


ウルウ「…は?」


レイパー「せっかくですから。じゃ、ほら。もう決勝戦始まるんで」


レイさんがそういうとアナウンスが聞こえてきた。


「ごほっ…決勝戦が始まります。グラウンドに集まってください」


レイパー「ほら」


ウルウ「うぅ…最近わしの扱い雑じゃないかの…・」


レイパー「気のせいでしょう。じゃ、ほら行きますよ」


…気のせいか


クロ「隊長、あとで出店の食べ物とか買っておいて渡すんで元気出してください」


ウルウ「え!ほんと!やった!」


こういうときはホントに子供である。


レイパー「ユラ、エル達の事。頼んだぞ」


クロ「了解。がんばります」


ウルウ「ユラ、出店。頼んだぞ」


クロ「はいはい、がんばります」


ウルウ「絶対じゃからな!」


さっきから出店を見てはそわそわしてたから本気で行きたかったんだろうな…

そうして俺はさっき思い当たったことを確認しに行くため、足を動かした。



レイパー「……… より


レイ「……… こうしてしまう。

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