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ダンジョン都市へようこそ  作者: しう
三部
818/856

300年後へようこそ 8

ふむ・・・これはなかなか・・・自分で言うのも何だが決まっている・・・これならサーラの両親も・・・


着慣れない服を着て鏡の前で見ているとサーラ達が帰って来た


「ただい・・・何その格好・・・」


「何ってサーラの両親に挨拶に行くのに普通の格好はどうかと思って・・・ベルに相談したらこの服を・・・」


ベルに相談したら即答で『スーツがよろしいかと』と言われてアイツのスーツ部屋に連れて行かれた


何でも毎日着替えているけど『洗濯』というものはベルの辞書には載っていないらしく毎日新しいスーツを着て一度でも着たスーツは捨てているのだとか・・・買っている店はありがたいかも知れないけどそれってどうなんだろうと思ってしまったが店の売上イコール街の発展にも繋がるし・・・とりあえずもったいないという気持ちは置いといた


んで、ほとんど同じスーツがズラリと並ぶ中、特別な日に着るスーツとやらを取り出し俺に合わせて裾上げやらして仕上げてくれた。いやそんなに足の長さとか変わらないけどね・・・ちょっとだけ長かっただけで・・・


「はい」


俺が思い出して少し悲しい気持ちになっているとサーラは紙袋を俺に渡してきた


「?・・・これは?」


「そんな堅苦しい服だと逆に警戒しちゃうわ。武術着・・・この国では武闘着って言うんだっけ?それの方が話しやすいと思って・・・」


買い物ってこれを買いに行ってたのか・・・それなら言ってくれれば悩むことなかったのに・・・そしてベル・・・すまん


紙袋の中からサーラが買ってくれた武闘着を取り出し袖を通す。まるで俺の為に作ったようにピッタリな事に少し驚いた


「ふむ・・・さすが体の隅々まで知っておるのう・・・ピッタリじゃな」


「シア!」


サーラは顔を赤らめ叫んだ・・・いつの間に2人はこんなに仲良くなったんだ?しかも色々と話しているみたいだし・・・


「と、とにかくその服を着てなるべく早くラズン王国に行きましょ!」


「え?あ、うん・・・でもそんな急ぐ必要は・・・」


「なるべく!早く!・・・分かった?」


「・・・はい」


なぜそんなに急ぐ必要があるんだ?ゲートで行けば一瞬で帰れるしもっとゆっくり2人の時間を・・・だってラズン王国に行ったら予定では彼女の道場に住み込みになる・・・そうなると彼女の両親と同居・・・絶対に少なくなる・・・いや下手したら出来ないなんて事も・・・


「そんなに急がんでもええじゃろうに・・・どうせ噂などすぐに忘れ去られるわい」


「噂?」


「シア!・・・て言うか誰のせいで・・・」


「噂ってなに?」


「阿呆、ワシはなんも言っとらんわ。お主が勝手に騒ぎ立てたのだろう」


「だから噂って・・・てか騒ぎ立てた?」


「それはシアがあんな事言うから・・・」


「ねえ、何を言われ・・・」


「うるさい!」


「・・・はい」


何故か怒られてしまった


どんな話をしたんだ?それに噂ってなに?気になるけど聞けない・・・街をダンジョン化して覗き見してれば良かった・・・


「とにかく!・・・明日には行くわよ!」


「ええ!?こ、心の準備が・・・」


「返事は?」


「・・・はい」


ううっ・・・サーラには逆らえない・・・って事は今日の内にどう挨拶するか考えないと・・・マジか



スラコが作ったモッツさん直伝の料理を食べ、シアとスラコはこの家をあとにする


本来ならここから2人の時間が始まるはずなのに・・・


「ふぅ・・・お風呂上がったわよ・・・ってまだ考えているの?しかも少しも進んでないじゃない・・・」


そう・・・机の上に置かれたペンと紙・・・そこに何と言って挨拶するか書こうとしたのだがいざ白紙の紙を前にすると一向にペンが進まない・・・


「やっぱり来週辺りに・・・」


「ダメ・・・魔銃が禁止になってすぐに門下生が増えるとは思えないけど増えるとしたらその前に色々やることがあるのよ。おそらく魔銃が使えなくなり武術を習おうとする人は一定数いるはず・・・その中で私の家の流派『流華門』を選んでもらえるように道場を綺麗にしたり看板を立てたりしないといけないの・・・本当は3ヶ月後にある御前試合に参加して名を売れれば良いのだけど父は多分出ないからその分も頑張らないと・・・」


そうだよな・・・魔銃を禁止になったからと言って門下生が増えれば苦労はしない。武術を習いたいと思う人は確実に増えるだろうけどその習いたいって人がどの流派を習うかはその人の自由だしな・・・てか


「御前試合ってな・・・っ!!??サ、サーラさん??」


白紙の紙から目を離し顔を上げるとあられもない姿のサーラが顔を赤らめモジモジしながら立っていた


大きめのタオルに身を包み・・・おそらくその下は裸であろうその姿は俺の言霊よりも威力が高いようだ・・・身動きが取れない!


「あ、あはは・・・私がお風呂を頂いている時にサラコさんが服を持っていちゃったみたいで・・・」


さすがだ・・・スラコ・・・


「でも自分の部屋に代わりの服があるのになんで・・・」


「・・・どうやら気を利かしてくれたみたいで・・・明日旅立つと聞いてその前に全部洗濯してくれているみたいなの・・・だから・・・服がなくて・・・」


やり過ぎだ・・・スラコ・・・


「あー、それで俺の部屋から・・・ってここを探しても俺の服しかないぞ?」


「サラさん・・・のは?」


「・・・全部屋敷の方に・・・って何を・・・」


「まだあるかもしれないし勝手に探すわね。あなたは明日の挨拶でも考えといて」


「あ、ああ・・・」


と言われても気になってそれどころじゃない


タオルの下は・・・しかも無防備に探すその姿はあまりにも・・・見えそうで見えない・・・いや、もう見えている??・・・横目でチラチラ見るのをやめてガッツリ見つめているといきなりサーラが振り向いた


「これっ!これなら私が着ても・・・・・・・・・首どうしたの?」


「・・・いや・・・何でも・・・ない・・・」


突然振り向くものだから慌てて視線を逸らそうとして首をやった・・・痛い・・・


「ふーん・・・ねえこれどう?サラさんのはなかったけどこの服なら私が着ても平気そうじゃない?」


「あ、ああ・・・着れるなら好きにしてもらって大丈夫・・・」


「・・・あなたの首は大丈夫そうじゃないわね。覗いているからそうなるのよ」


っ!?


「・・・バレてた?」


「そういう視線には敏感なのよ」


「じゃあなんで・・・」


「隠さなかったかって?・・・なんか逆に恥ずかしがったりする方が恥ずかしいと言うか・・・一応見えないようにはしていたし・・・」


「・・・少し『具』が見えてましたがそれは・・・」


「『具』!?『具』って何よ・・・まさか・・・」


俺がコクンと頷くと彼女は途端に顔を真っ赤にさせる


「・・・見たのね?」


「いや!・・・見たというか見えたというか・・・ほんの少しチラッと・・・」


「・・・本当は?」


「ガッツリ」


「死ねぇ!」


理不尽なっ!



何故か風呂上がりのサーラにボコボコにされた・・・途中タオルが肌けるも裸が見られないように殴る技術は流石と言うしか言いようがない・・・まあそれでも少し御拝見させてもらったけどね


躍動する胸とお尻は芸術の域を超えていた・・・もはやこのまま逝っても後悔は・・・ない!ムギュッ


「ハア・・・ハア・・・ハア・・・なんで幸せそうな顔してるのよ・・・」


「・・・何となく・・・」


全裸のサーラに顔を踏まれていると新たな扉が開いてしまいそう・・・視線だけを動かし見あげようとすると更に足に力が入り見ることは出来なかった・・・無念


「ったく・・・英雄が聞いて呆れるわね。エロ雄なんじゃないの?本当は」


「そうとも言う・・・てか、いつまでこの状態で?」


「・・・着替えるからこっちを見ないで・・・見たら・・・分かっているわね?」


「・・・分かっていなので詳しく」


覗いた時の罰と見れた喜びを比べてもし見れた時の喜びの方が大きければ禁忌を破って除くのもやぶさかではない


「・・・しばらくエッチなし」


「絶対に見ません!」


絶対に見ない・・・と言うかいったん目を潰すか・・・誘惑に勝てないかもしれない自分の精神力の弱さが憎い


本気で目をつぶると妙に聴覚が冴えて服を着る音が大きく聞こえた


上着から?いやズボンからか?肌と布が擦れる音は何だかとてもエッチだ・・・何でだろう?・・・うん?そう言えば下着はどうするんだろうか?さすがに俺のは履いたりしないだろうし・・・


「終わったわよ」


サーラの着替え終わった事を告げる声を聞きとても残念な気持ちと良かったという複雑な気持ちを胸に顔を上げた


「・・・何よ・・・そんなにジロジロ見ないでよ」


うむ・・・上は当然ながら下もやはり・・・


「ロ~ウ?」


「はい!何でもありません!」


「ったく・・・それで?挨拶はどうするのよ・・・あなたが事前に考えるって言ったんでしょ・・・このままだと朝になるわよ?」


「そうは言っても・・・お父さんとお母さんってどんな人?」


「父は厳格で頑固で意地っ張り・・・母は・・・うーん、おっとりした感じ?」


厳格で頑固で意地っ張りって・・・ほとんど同じ意味のような気が・・・


「・・・サーラはお父さん似か・・・」


「どういう意味?」


「・・・見た目?」


「見た事ないじゃない・・・まあ否定はしないわ。母には似てないでしょうね」


自覚はあるのか


でもおっとりはしていないのは確かだけど厳格とかそういうイメージではないよな・・・ここ数日一緒に居て感じたのは・・・


「サーラって小さい頃はどんな子だった?」


「私?・・・別に普通じゃない?・・・まあ子供同士で遊ぶより圧倒的に道場で他の門下生達と修練していたけど・・・」


なるほど・・・だからか


歳の割にはしっかりしているんだよな・・・とても19歳に思えん。多分歳上の人と一緒にいる事が多かったからだろうな


「なによ?私の事より明日の事でしょ?」


「そうだった・・・うーん・・・何も思い付かない・・・これだけ生きてきて人生初だもんな・・・」


「どんだけ生きててもほとんどの場合初でしょ・・・何度も経験するもんでもないし」


「まあね・・・戦いに行くなら勝つか負けるかだけど今回は気に入られるか気に入られないかだしな・・・気に入られなかったら終わりだし・・・」


「?・・・そんな風に考えてたの?」


「違うの?」


「当たり前でしょ?あくまで報告よ報告・・・別に反対されたからってどうこうなる事でもないわ」


「でも・・・反対されたら・・・」


「家を出るだけよ。てか子供じゃないんだしいちいち口出されてもね・・・村の同い年だってもう結婚して子供いる人だっているし・・・」


ほうほう・・・それを聞いて少し気が楽になった


けど家を出るだけって言ってるけどサーラがここまで来た理由を考えるとそんな簡単な事じゃない・・・道場を大事にしているんだ・・・やっぱり何とか気に入られないと・・・


「・・・ねえ」


「ん?」


「前に『サラ』を取るか世界を取るかって聞いたわよね?」


「うん」


「今の私に『ロウを取るか道場を取るか』って聞いてみれば?」


「・・・聞いてみればって言うって事は俺の期待通りの答えが返って来るってこと?」


「さあ?」


『道場』って言われたら泣くよ?


でも実際どうなのか気になるな・・・長年住んで来てラズン王国からエモーンズまで来て何とかしようとしていた道場だろ?・・・それとぽっと出の彼氏と比べたら・・・普通は『道場』を選びそうな・・・けどもしそんな『道場』と比べても『俺』を選んでくれたなら・・・


「・・・道場と俺」「道場よ」


・・・食い気味に・・・食い気味に抉ってきおった


「反対されたら家を出るって言ったのは本音・・・けどだからと言って道場を大事に思ってないって訳じゃないの。父の反対を押し切ってでもエモーンズまで来たのは道場の再建と言ってたけど本当のところは道場の存続・・・このままだと確実に滅門・・・道場はなくなり流華門を継ぐものは途絶えてしまう。道場がなくてもって言う人もいるけど教える所がなければ人は集まらないし自分の子に継がせると言ってもそれは子の自由を奪うことになるわ・・・それだったら滅門してしまった方がいい・・・私はそう考える」


「・・・つまり継ぐのは血ではなく・・・」


「ええ・・・門下生の中で特に秀でた者が継ぐ・・・たまたま流派の創始者の家系が継いでいるけどね。門下生が多い所なんてとっくに創始者の家系から外れているわ」


「そうなんか・・・サーラは・・・」


「私は継げたら継ぎたいくらいの感覚よ。もし私より優れた後継者が見つかれば喜んで譲るわ」


「だったらどうして・・・」


「だったらどうしてあなたより上かって?そりゃ帰る場所ですもん・・・住んでいる時は私の居場所であり離れている時は帰る場所・・・生まれた時からその道場が私の世界だった・・・目が覚めると聞こえる稽古の音・・・起きて少し歩き稽古場に行くと必ず父は私に気付き微笑んでくれた・・・そのまま稽古に加わって汗だくになって食べる朝食はこの世のどの食事より美味しいと思えたわ・・・そんな世界を失いたくない・・・だから私は・・・」


「・・・」



それは勝てないはずだ



ふと家を見回す


大切に過ごして来たつもりだが所々に傷があったり染みがあったり・・・けどその傷や染みはここで生活してきた証・・・そんな証がある家を取り壊せと言われても全力で拒否するだろうな


俺がこの家とサーラどっちを取るか聞かれたら何て答えるだろう・・・『サラ』と子供達と過ごした家・・・思い出が詰まったこの家を壊してサーラと生きるかそれとも・・・


「ふふっ・・・ちょっと意地悪だったかな?」


「だいぶね」


「そうよね・・・世の中には比べちゃいけないものがある・・・けどどうしても比べてしまう・・・いざその時が来たらと考えて・・・。本当はどっちが上かなんてないのに・・・ね」


「・・・サーラ・・・」


「一番いいのはどっちかを選ばなきゃいけない状況にしない事ね。道場とあなた・・・どちらを取るか選ばなくていい方法・・・それが『家を出る』だったの。家を出ても道場を支える事は出来るしあなたとも一緒にいられる・・・だからそんなに緊張しなくてもいいわ・・・ありのままのあなたで平気よ」


そっか・・・サーラはそれを俺に伝えたくて・・・危うく選ばれなくて泣くところだった


「・・・居場所が失われるのってかなり悲しいわよね・・・私の場合は道場だけど形あるものじゃなくてもそう・・・心の拠り所って言うのかな?」


「・・・」


「今日シアと買い物に行っている時に色々と話してて彼女が言ってたの・・・私に会うまでのあなたは無色透明だったって・・・まるでそこにいるのにいないような・・・そんな状態だったって・・・それってつまり・・・『サラ』を失ってしまったから・・・よね?」


「・・・ああ」


「でも私が現れて無色に色が付いたって・・・その時はシアの言う色が気になってあまり深く考えられなかったけど・・・お風呂に入っている時にずっと考えてたの・・・」


「・・・」


サーラが現れて俺に色が付いた・・・って何色か気になるけど聞ける雰囲気じゃないな・・・


「サラさんの時は何色だったんだろうって・・・多分私と違う色だったと思う・・・何となく、ね。同じにしていいか分からないけどあなたにとって『サラ』は私にとっての『道場』みたいなもの・・・心の拠り所と居場所で全然意味は違うし強さも違うけど多分想いは同じだと思う・・・」


「・・・想いの強さは変わらないと思うけど・・・」


「全然違うわ。道場が潰れたら数年は居場所を失い無色になるかも知れないけどその後は何色かに染まるわ・・・それが居場所なのか心の拠り所なのかは分からないけどね。300年なんてとても無理・・・そんな長くは生きられないけど長く生きられたとしても無理と分かるわ・・・ちょっと癪だけどね」


それがどっちに対しての癪なのか分からなかった


自分の道場への想いと俺のサラに対する想いで負けたからなのかそれとも・・・俺のサラに対する想いが強い事に対するものなのか・・・


「って訳で『奪ってみせる』発言も撤回するわ」


「え・・・それって・・・」


「諦めるって意味じゃないわよ?奪うとか競うとかじゃなくて共存するの・・・だって考えたら無理じゃない?思い出は美化はされるけど悪くはならない・・・その反面私は歳は取るし醜くなるかもしれないし・・・奪える訳ないのよね・・・実際問題」


「・・・」


「でも共存なら出来る・・・あなたの心の中を今は『サラ』が占めているとしてもいずれ同じくらい・・・ううん、同じ大きさにする!」


「・・・サーラ・・・」


「ちなみに今日夕飯時まで帰って来なかったのは昼食を取った後にシアに聞いていたからなの・・・『サラ』の事を。『サラ』と同じことをしても『サラ』と同じにはなれない・・・だって私は『サラ』ではなく『サーラ』だから」


「聞いたって何を聞いたんだ?」


「そりゃサラさんってどんな人だったか、よ。見た目とか性格とか諸々・・・それとあなたとの関係もね。夫婦だったのは知っているけど夫婦にも色々あるでしょ?仲が良かったり悪かったり・・・夫の方が強かったり弱かったり・・・あなたとサラさんは・・・だいぶ尻に敷かれてたみたいね?」


シアのヤツ・・・余計な事を・・・うん?待てよ・・・サラと同じにはならないって言っているんだから俺がサラの尻に敷かれていたとしたらサーラは・・・俺の尻に敷かれる??


「言っとくけどあなたの尻に敷かれるつもりはないわよ?」


「・・・じゃあ・・・」


「別の方向で責めるわ」


「せ、責める??」


「シアの話だと姉さん女房みたいな感じであなたのワガママや頼みを聞いてくれる懐の深い女性だったと聞いている・・・もしかしたらそういう女性が好みなのかも知れないけど同じ土俵に立ったら勝てない・・・なら・・・」


「な、なら?」


「あ、あなたを誘惑しまくってメロメロにする!そういうことしないタイプでしょ?サラさんって・・・だから・・・」


メ、メロメロ・・・なんだメロメロって!


確かにサラから誘惑されたことは数える程しか・・・だいたい俺が我慢出来なくなってそれを受け入れてくれる感じだったけど・・・・・・・・・なっ!?


サーラは突然ベッドに向かって歩き出すとせっかく着た服を脱ぎ始めた


その様子を固唾を飲んで見守る俺の前で一糸まとわぬ姿になりベッドに腰掛けると脚を開き片方の膝を抱き抱える。そして首を傾げて俺を見るとニッコリと微笑んだ


刺激が強過ぎる光景に思わず仰け反ってしまうが足は自然と彼女の元へ・・・



なるほど・・・これがメロメロというやつか──────

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