表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
35/109

★突撃インタビュー その2

 さあみなさんこんにちは。

 強制削除でショックを受けているミトー・マヤです。

 でもでも、気を取り直して切りのいいところで再度インタビューに挑戦します。


●今後の予定について――


マヤ:では、主役のヤスラギ・ユメカさんの再登場です。よろしくお願いします。

ユメカ:美少女剣士ヤスラギ・ユメカよ、よろしくね。

マヤ:まず確認ですが、前回で第二章が終わりですね。

ユメカ:そうよ。

マヤ:ですが、第一章から第二章の時のように、「第三章に突入」というような振りはなかったのですが、この後はどうされるのでしょうか。

ユメカ:ちょうど切りのいい部分なので、これで終わりかもしれないわ。

マヤ:つまり「おれたたエンド」ですね。

ユメカ:あたしが主人公だから、言うなら「あたしたた」ね。でも語呂が悪いから却下!

マヤ:ご自分でおっしゃって却下って、自己否定ですね。

ユメカ:あたしは自己肯定しかしないわ。反省はするけどね。

マヤ:では続くのですか?

ユメカ:少しだけ評価ポイントが増えたから、「もうちっとだけ続くんじゃ」状態よ、きっと。

マヤ:続くと明言してください、読者が待ってますよ。

ユメカ:諸般の事情と大人の事情と御都合主義で世の中できてるから、世界はすべて不確定なのよ。

マヤ:始めたからには、きちっとパパッと終わらせるのが筋ですよね。

ユメカ:あたしの物語は永遠。だからエンドレスよ。

マヤ:それって無責任だと思います。

ユメカ:じゃあ、年表書いて終わるというのは? 一応何がどうなったか分かるわよ。

マヤ:ダメです。読者が望んでいるのは、誰が何をどうしたというような結果ではなく、どういう過程でどんな苦労をして何を考え何に悩んでいたのかというような、具体的な話です。

ユメカ:それなら、続くように見せて、休載を続けるというのは?

マヤ:いえいえいえ。それはもっと無責任です。

ユメカ:ま、そうよね。あたしもそう思うわ。

マヤ:では続くのですね。

ユメカ:改変前は第四章相当まで話を進めていたから、そこまでは続くかも。

マヤ:そこは断言してください。

ユメカ:いつの時代もどの世界でも、戦争ばかりなのよ。それが遠くの戦争でも、グローバルな時代は隣近所になるし、いつグローバル展開するか分からないからね。ていうか、そもそも隣の国の話だから、ご近所よ。

マヤ:どういう意味でしょう。

ユメカ:つまり、未来は分からないってこと。神のみぞ知るってことよ。

マヤ:やはり神様はいるのですか?

ユメカ:神の存在証明を議論する前に、神の定義を決めなさいよ。定義が定まらないと、議論が噛み合わないから。

マヤ:ではさくっと次の話題に移ります。

(注:すみません、定義問題は難しいのです)


●偽大金貨事件について――


マヤ:偽大金貨事件は解決したようで、黒幕の逃走を許しています。これは未解決事件という認識でいいのでしょうか。

ユメカ:あたしの中では解決済みよ。

マヤ:ですが、黒幕の魔術師は逃げおおせたのですよ。

ユメカ:イムジム伯爵とタースなんたらが共謀して作っていた工場と設備はなくなったから、あたしにとってはもう終わり。

マヤ:ですが、その黒幕とか、背景とかは解き明かさないのですか?

ユメカ:興味ないからやらない。それに、あたしは美少女名探偵じゃないからね。

マヤ:ええ? そんな理由でいいのですか?

ユメカ:いいの!

マヤ:残念です。

ユメカ:そんなに知りたいの?

マヤ:真実を明るみにするのがジャーナリストの務めです。

ユメカ:なら、あなたに任せるわ。あたしは美少女ジャーナリストじゃないから。

マヤ:いえいえ、私は物語世界には不干渉なのでできません。

ユメカ:なら、諦めなさい。

マヤ:(しかたないです。諦めます。ぐすん)


●次の目的について――


マヤ:では、この先の物語ですが、どうなっていくのでしょう。

ユメカ:ゴルデネちゃんが暮らせる場所を探しに行くことにしたわ。

マヤ:あれ? クリスティーネさんの師匠を探すという話は?

ユメカ:手掛かりがないから後回し。

マヤ:そんな理由でいいのですか?

ユメカ:もちろん。目的なんて、同時並行で複数タスクを積み上げておくものだし、その中で一番やりやすい部分から片付けていくべきだから。難問はバックグラウンド処理で、問題を解く手掛かりが揃ってから本気で取り組めばいいの。

マヤ:ユメカさんはもしかして、好きなおかずから食べて嫌いなおかずを残すタイプですか?

ユメカ:そもそも嫌いな物は食べないだけよ。ていうか、論点ずれてるわよ。

マヤ:そうですか? 同じだと思いますが。

ユメカ:まあ、どーでもいいけど。


●ユメカさんの剣について――


マヤ:次の質問ですが、ユメカさんが持っている剣について教えてください。

ユメカ:読めば分かるわ。

マヤ:そこを説明するのが読者サービスですから。

ユメカ:まあ、ちょっとだけなら。

マヤ:はい。ちょっとだけでいいんです。先っちょ――

ユメカ:その振りは飽きたわ。もう帰ろうかな。

マヤ:すみません、そこをなんとか、お願いします。

ユメカ:じゃあ、教えるけど、神剣グラビティーソードよ。

マヤ:グラビティーというのは、重力という意味ですから、重力を操る剣というのでいいのですか。

ユメカ:そうよ。あたしが空から落ちた時に、この剣の力で無重力状態にして助かったの。

マヤ:その状況を詳しく。

ユメカ:今度ね。

マヤ:では約束ですよ。(わーい。これで次回の仕事ネタゲットです)

ユメカ:約束はしないけど、覚えておくわ。

マヤ:ではまた剣の特殊効果についてですけど、魔法を消し去ったり、魔術を跳ね返したり、痣を斬り取ったりしてましたが、どうして重力を操る剣で、そんなことができるのですか?

ユメカ:細かいことなんてどーだっていいのよ。

マヤ:いえ、重要なことです。

ユメカ:じゃあ、どうして重力が発生するか知ってる?

マヤ:ええと、リンゴが落ちるとか? クーロン力とか?

ユメカ:何を言ってるか自覚ある? ジャーナリストならもとリサーチしてから質問しなさい。

マヤ:え? 違いました?

ユメカ:あなたの問題だからどうでもいいけど、重さを操るからと考えると、答えに行き着けないんじゃないかな。でもそこは科学者に任せるわ。

マヤ:では、ユメカさんも知らないのですね。

ユメカ:あたしは美少女科学者じゃないからね。

マヤ:それでも、グラビティーソードなのですか?

ユメカ:そうよ。なんか文句ある?

マヤ:名は体を表すべきではないかと思うのですが?

ユメカ:それならペットの名前に、プリンとかマロンとかショコラとか、食べ物の名前を付けるのはどうなのよ。

マヤ:それは――、飼い主の好みと、イメージです。

ユメカ:だったら、あたしがあたしの剣をどう呼ぼうがいいんじゃない?

マヤ:はい。その通りです。(ううぅ。また言い負かされてしまいました)


●魔導師、魔術師、魔法使いの違いについて――


マヤ:気を取り直して、次の質問いいですか?

ユメカ:長いわね。じゃあ、これで最後よ。

マヤ:はい、ありがとうございます。ええと、魔術師と魔導師の違いが何か、教えてください。

ユメカ:あたしは専門家じゃないから、専門家に登場してもらいましょう。黒クリちゃん。

黒クリ:はい、オネーサマ、お呼びですか。

(予想外のゲスト登場。嬉しいです。ここでクリスティーネ・シュバルツさんの初登場です)

マヤ:ええと初登場ですので、自己紹介をお願いします。

黒クリ:美少女大魔導師クリスティーネ・シュバルツです。

マヤ:ではクリスティーネさん、改めて、魔術師と魔導師の違いを教えてください。

黒クリ:本質的には同じです。

マヤ:ええ? ですが本編では「魔術師とは違うのよ」とおっしゃってましたが。

黒クリ:オネーサマ、ホンペンとは、なんです?

ユメカ:そこは大らかな気持ちでスルーしようよ。

黒クリ:オネーサマがそうおっしゃるなら、そうします。

マヤ:それで、どう違うのでしょうか。

黒クリ:どれも、魔力を扱って超常現象を起こすという点で同じです。ただ、魔術師はそこにある魔力しか使えません。魔法使いは呪文詠唱によって意識を広げ、魔杖にある魔石の力を使って魔法陣を展開し、外世界から魔力を内世界に引き込んで使うので、理論上は無限大の力が発揮できます。

マヤ:では、魔導師はどういったものなのでしょう。

黒クリ:言うなれば、指導資格がある者です。ですから、魔導師は魔術も魔法も両方使えます。もちろん、修行をすれば誰でも魔術も魔法も使えるのですが、ある程度のレベルにならないと、使えると認定されないのです。

マヤ:認定制度があるのですか?

黒クリ:お師匠様が認定します。ですから、魔術師は魔法を使えたとしても、その使えるレベルが低いのです。魔法使いはその逆です。そして魔導師は、魔術と魔法の両方が使えて、そのどちらも指導できる資格を持つのです。

マヤ:ではクリスティーネさんは、すごく偉いのですね。

黒クリ:はい。わたくしは大魔導師ですから。

マヤ:分かりました。ありがとうございます。

黒クリ:どういたしまして。

マヤ:ところで、ユメカさんも魔法を使えるのですよね。

ユメカ:使えないわ。

マヤ:ええ? ですが使ってましたよ。

ユメカ:黒クリちゃんが来たから、あたしはもう使えないの。

マヤ:どういうことでしょう。

ユメカ:あたしが美少女剣士で、黒クリちゃんが美少女大魔導師だからよ。役割分担なの!

マヤ:わ、分かりました。(本当はよく分かりませんが)

ユメカ:分かってくれて嬉しいわ。ね、黒クリちゃん。

黒クリ:はい。オネーサマの言う通りです。

マヤ:それでは最後に一言ずつお願いします。

ユメカ:あたしの物語気に入ってくれたら、ブクマと評価をお願いね。

黒クリ:わたくしからもお願いします。

ユメカ:ちなみに感想なら、ログインしなくても投稿できるはずなので、評価できない人は、感想部分に評価を書いてくれると嬉しいわ。

マヤ:では、第二回突撃インタビューを終わります。ありがとうございました。

ユメカ・黒クリ:ありがとうございました。



 と、いうわけで無事第二回インタビューを敢行してきました。

 今回は主役が登場しているので、抹消されないと期待しています。

 裏話をすると、マーケティングのためなので、ビューが増えないとダメだし喰らうんです。ですから、評価とブクマ、いいね、感想など、増えるとありがたいです。


 ではでは。

 ミトー・マヤでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ