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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第4章 仮面劇場

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08

 ついに決戦の日が来る。


 もちろん、チケットは完売だ。

 それに賭けも盛況らしい。

 でも、ぼくたちに賭ける人はあんまりいないらしい。

 

「今日のメンバーを発表します。

 先鋒、風太くん。

 次鋒、舞衣さん。

 中堅、前川くん。

 副将、渋沢さん。

 大将、魔王さま。

 これでいきます」


 えっ、団長はでないの?

 そのかわりに魔王さまが出てくれるんだ。


「前川君、すべては君にかかっています。

 渋沢さんはもうお年だから、たぶん戦えません。

 それから、魔王さまも計算はできません。

 前川くんのところで終わらせてください。

 風太くんと舞衣さんが1人。

 そして前川くんは3人倒せば終わりです」


 いや、その計算わかんないし。


「じゃあ、行きますよ」

 団長は、そう言うと舞台のほうに歩きだす。


 ぼくたちは後に続く。

 みんな、落ち着いている。

 前のふたりもすごく頼りになる。

 ぼくの能力は技は真似られるけど、ジョブは真似ることができない。 

 だから、風太さんみたいに早く動くこともできないし、舞衣さんみたいに炎をまとって踊ることもできない。

 中堅といってもぼくが一番強いわけじゃない。

 それに、戦わないと言っても後ろに渋沢さんがいるのも心強い。

 作戦参謀としてすごく頼りになりそうだ。


 大歓声の中、ぼくたちは舞台に上がる。


 相手方はもう舞台上で待っていた。

 全員仮面をかぶって黒いマントを羽織っている。

 それに身体の大きさはまちまちで、大きいのから子供みたいなのまでいる。

 とにかくミステリアスな集団だ。

 

 団長と仮面紳士がメンバー表を交換する。


 そして、試合のルールの説明がある。

 5対5の勝ち抜き戦だ。

 試合のセレモニーが終わり、ぼくたちは風太さんを残して舞台を降りるのだった。

 

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