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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第3章 魔王会議

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20

 こっちもなんとかしないと。

 ぼくは、仮面の男に向き合う。


「おや、何か文句でも?

 ここでおとなしく見ていてください」


 ぼくは何も言わず剣を叩き込む。

 それを難なく躱す仮面男。

 この身体の動き。

 強い。

 さっきのガルバの比じゃない。


 ぼくはギアを上げる。

 ラッシュを攻撃を仕掛ける。

 しかし、まるで風に舞う木の葉。

 仮面男の身体を捕らえることができない。


「さすがにガルバを倒しただけあります。

 しかし、この程度ですか。

 これで理事とは、魔王の席も安くなったものです」


 体術で倒すのは難しそうだ。

 魔法しかない。


「ここで魔法をつかうのですか。

 この要人がたくさんいる場所でね」


 団長を見ると大丈夫といった顔をしている。

 任せるしかない。

 でも、やばかったら暴れる。

 そう決めて、目の前の仮面を牽制だけしておく。


「なんなんだ。

 お前ら、その程度で倒れるんじゃねえ」

 でも、部下たちは前に進もうとすると躓いたり、立ったとたん滑ってこけるみたいなのを繰り返している。


「仕方ない。

 おれがやる!」

 首領格の男はスーツを脱ぐ。

 ガルバより年配だが、ゴリラのような筋肉に守られている。


「おや、少し厄介ですね。

 わたしの虚言はその人の気力に左右されますからね」


「さあ、その虚言というのをやってみろ」


「いえ、あなたの相手は私です」

 渋沢さんが前に出る。

 そのまま、斬り込む。


 しかし、その剣は首領の腕で受け止められる。

 

「効かねえな。

 その程度の剣」

 首領はそう言って、渋沢さんの刀をはじくのだった。


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