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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第3章 魔王会議

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01

 サーカスは最終日を迎えた。

 もうだいぶステージにも慣れてきた。

 観客の歓声もすごいものになっている。

 スタンディングオベーションが起こる。

 その中でステージキャストが全員手をつないで、深く礼をする。

 

 入れなかった人もたくさんいるって聞いている。

 たぶん、延長してもお客さんは入ってくれるんだろうけど、この世界のきまりもある。

 興行関係の決まりは世界サーカス会議というところで決められているらしい。

 移動式サーカスは1か月以内で場所を移さないとならない。

 それはいい場所が取り合いになるからというサーカス側の理由だけではない。

 王国をふくむ国の間でも、サーカス団を取り込まないよう条約を結んでいるのだ。

 国のいうことを聞くことで移動は自由となっている。

 入出国の税金も安く抑えられているらしい。

 そういえば、昔の日本でも芸人は比較的自由に関所を通れたってことを聞いたことがある。


 とにかく、片付けも含めて1か月の期限なのだ。

 ぼくたちはあわただしく片付けを始めるのだった。


 それと、最近毎日剣と魔法の練習をしている。

 教える先生がいないから独学なんだけど、わりとポケットは深いみたいだ。

 体術は風太さんが教えてくれる。


 その時、魔王さまやあのおっさんたちの真似をしようと試みたんだけど、それは失敗に終わった。

 魔王さまには触れたことがないから仕方ないにしても、おっさんについては真似ができるはずなんだ。

 真似するといってもあの頑丈さと力だけなんだけどね。

 あの力が手に入ったら心強いからね。


 でも、うまくいかない。

 いろいろ考えたけど、こういうことじゃないかな。

 例えば魔導士の術はコピーできる、でも魔力がないから強力な術はつかえないという感じ。

 スキルはコピーできるが、ステータスはコピーできないのだ。

 その部分は自分で鍛えるしかない。


 筋トレは当然として、魔力も同じようだ。

 鍛えるには使うしかない。

 こういうのもやってみないとわからない。

 ゲームと違ってマニュアルがないのだ。

 自分で仮説をたててやってみるしかないのだ。


 仕事と練習で多忙な一日は終わる。

 まるで毎日が文化祭だった。

 その中に星姫さんがいる。

 それだけで、頑張れるのだ。

 疲れもなにもかも吹っ飛んでしまうのだ。


「よし、これで終わりですね。

 では、行きましょうか」

 団長がみんなに声をかける。

 

 ぼくたちは自分の馬車に乗りこむ。

 馬車は静かに次の町を目指して動き出すのだった。


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