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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第二章 黒猫サーカス団

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23

「さっき言ったよな。

 うちの首領たちは強いって」

 男はたちという部分を強調する。


 首領、たち…

 もしかして、さっきのおっさんは一人じゃないのか。


「そろそろくるぜ。

 次の首領さまがな」

 剣の男は構えながら言う。


 そして、その背後に新手のおっさんが現れる。

 そう、それも、3人。

 背の高さや太り方はさまざまだが、一様に4本の腕と頭に触覚がついている。 

 それから、黒目だけで白目の部分がない。


 いや違う。

 まだまだ、増える。

 5人、7人、10人。

 わらわらと湧いて出る。

 まるで虫…

 そうだ、触覚といい。

 このおっさんは虫っぽいのだ。


 でも、さっきのおっさんと同じ強さなら、この人数はやばい。

 

「大丈夫ですか?

 すこし、油断してました。

 まさか、もう別のサーカス団が目をつけるとは…」

 汗を拭きながら現れるグレゴリオ団長。

 

「とりあえず、他のやつらはわたしの嘘で動けなくなっていますがね。

 でも、わたしの嘘には時間制限があります。

 さっさと片付けないとね」

 団長はぼくの前に出る。


「さてさて、あなた方の首領は誰ですかね」

 敵に向かって問いかける。


「お前が団長か?」

 剣の男が団長に聞く。


「はい、わたしが黒猫サーカス団の団長グレゴリオです」

 団長は帽子をとって礼をする。


「俺が火蟻サーカス団団長のブライアンだ。

 そして、こちらがうちの首領さまたちだ」

 

「おや、首領さまですか?」

 団長はおちついたものだ。 

 それはあの能力があるから、嘘つき、団長の言葉は嘘でも本当になる。


「ではぜんぶまとめて片付けさせていただきます」

 団長はそう言って不敵に目を細めるのだった。



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