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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第二章 黒猫サーカス団

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22

 敵はその場で倒れる。

 なんか、血が出ていない。

 あのおっさんって、人間じゃなかったの?

 でも、なんとか倒すことができた。


 剣は折れている。

 やっぱり、達人の剣技には耐え切れなかったみたいだ。

 そう、関節といっても、硬いことには変わりがない。


 でも、相手を倒せたんだからいいか。

 

「すごい、晃くん」

 舞衣さんと片手でハイタッチする。


「晃、すまん、助かったよ」

 風太さんが星姫さんに介抱されながら親指を上げる。


「風太さん、無理しないで。

 でも、晃さんすごいです。

 これまで、風太さんが負けたことなかったんだけど。

 本当に助かりました」


「うん、でもギリギリだった。

 なんとか勝てたって感じです」

 なんかくすぐったい感じ。

 これまで、こんなことなかったから。

 スポーツでもヒーローになることはないし、モブに過ぎなかったから。

 こういう時どうしていいかわからない。


「これで、風太と私、団長に加えて戦力が増えたね。

 魔王さまもいるけど、気まぐれすぎるし。

 やっぱ、うちらで勝てるようにしないとね」


 そういえば魔王さまっているんだ。

 たぶん、すごく強いんだろうけど。

 今回は現れないみたいだ。


 とにかくあとは、あの剣士だけ。


 あとは魔法で闘うしかない。


「なかなかやるな。

 うちの首領を倒すなんてな。

 だが…」

 男は、剣を構えたまま笑う。

 首領がやられたのに、あんまり動揺はしていないみたいだ。

 まさか、この男があのおっさんより強いのか。

 それとも、はったり?

 奥の手がある…とか…


 ぼくは、油断をしないように、男に集中するのだった。

 


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