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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第二章 黒猫サーカス団

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10

 すんでのところで、縄をつかむ。

 縄にぶら下がった状態になる。

 でも、元のところにも戻れない。


 下ではキャストたちが騒いでいる。

 みんなでぼくの下に消火用水槽を持ってくる。

 もちろん、ドラム缶サイズの水槽では助からない。

 でも、ぼくにはまだ引き出しがある。

 そう、この国最高の魔導士から盗んだ技だ。

 夕食のあと、いろいろ試してみたのだ。

 それで、簡単な火や風の魔法をマスターすることができた。

 その風の魔法を利用すると、空から落ちてもその衝撃を緩和することができるのだ。

 下に風魔法を撃つことでホバークラフトみたいに浮くことができるのだ。


 ぼくは限界を迎えるような演技で、綱から手を放す。

 そのまま、ステージに向けて落ちていく。l

 観客たちの悲鳴。

 下に風魔法を撃つことで、落下速度を和らげる。

 そのまま、まっすぐ水槽におちて水しぶきを上げる。

 しばらくしたら、浮き上がって、水槽のへりに捕まり大丈夫っていうように手をふる。


 静まっていた客席に拍手と笑いが巻き起こる。


 それと同時に、上では風太さんと舞衣さんのショーが始まるのだった。


 キャストが引く車の上に置かれた水槽に入ったまま、舞台から退場する。

 部隊から外に出て、水槽から抜け出す。


「よかったよ。前川くん

 ほんとうに初めてなんだよね」

 団長も満足気にほめてくれる。

 でも、ゆっくりはしてられない。

 ピエロはいちばん出番が多いのだ。


 タオルで身体を拭いて、服を着替える。

 そして、メイクも直してもらう。

 つぎは空中ブランコの前振りだ。


 ぼくは裏側からテントの天井に登り、また天井の舞台に現れる。

 大きな拍手と笑いが起きる。


 今度はブランコをつかんで空中に。

 風太さんが、足をブランコにかけて、ぼくをつかもうとしてくれるんだけど、踏ん切りがつかないふりで何度も行ったり来たりする。

 そして、やっと手を離して飛ぶけど、風太さんには届かない。

 また、落ちていくぼく。

 それを4人のキャストが布を広げて受けてくれる。

 ぼくが無事なことがわかると、観客からやっと笑いが生じる。

 ぼくはステージに降りて挨拶をする。


 そして、ぼくの後に舞衣さんが見事に空中に飛んでくるくると回転し、風太さんがそれをつかむのだった。

 観客席から大きな拍手が起こった。

 


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