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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第二章 黒猫サーカス団

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03

 天井に張られた綱も基本的には同じだった。

 高いところは苦手だって思ってたけど、いつの間にか解消されていたのだ。

 これも、風太さんのスキルを吸収したからなんだろうか。

 

 向こうの世界でもやってたことだけど…

 ものまねのコツは、なり切ることだった。

 真似をするって感じじゃなくて、その人になったつもりで行動するのだ。

 コピーするのは歌や踊りしゃべりじゃない。

 その人自身なのだ。


 その方法はこっちでも同じだった。

 綱渡り自身をやろうとするとうまいこといかない。

 まず、風太さんになってみる。

 それから綱渡りをやるイメージだ。


 それで、いろいろ試してみたんだけど、やっぱりこの能力はものまねに過ぎないことがわかった。

 風太さんができることしかできないのだ。

 風太さんは今一輪車で綱を渡る練習をしている。

 でも、まだあと一歩で失敗している。

 ぼくもやってみるけど、同じところで失敗するのだ。

 

 ただ、ぼくがやらなくてはならないのはピエロだ。

 うまくやっても面白くない。

 わざと失敗しようとしてみるけど、うまくいかないのだ。

 どうしても、ちゃんとやってしまう。


「俺の動きはまねできるんだよな」


「はい、そうみたいです」


「じゃあ、俺がピエロの動きをすれば真似できるんだよな

 舞衣、指導たのむ」

 風太さんはそう言うと綱に飛び乗って、怯えるふりをして足を震えさせながら綱を渡る。

 そして、足をふみはずして、股間を縄でうつ。

 大げさに痛がりながら縄の上に戻る。

 スラックラインみたいな動きだ。

 実際はわからないようにお尻で跳ねている。


「風太、うまい。

 一度落そうになって縄につかまるなんてどう?

 そこで鉄棒みたいに蹴上がりするとか」


「おっ、それいいね」

 風太さんは、舞衣さんに言われた通りのことをする。

 あくまで、コミカルにだ。


「こんなものかな?

 晃もやってみろよ」

 風太さんに声をかけられて、ぼくも縄の上に立つ。

 そして、風太さんの動きを完全にトレースするのだった。

 

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