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「俺、鵥風太。24歳。
サーカスの花形、ブランコ乗りだ。
まあ、このサーカスは俺で持っているようなもんだ。
ブランコだけじゃなくて、綱渡り、アクロバットなんでもできるぜ。
JOBは軽業師。
向こうの世界では鳶をやってたんだ.
それが、いきなりこっちに飛ばされてさ」
「風太くん手短にね」
なんか軽そうな人、イケメンだけど、なんかみんな苦笑しているし。
残念系の人なのかな。
グレゴリオさんにたしなめられている。
「ああ、まあ、なんでも教えてやるから、よろしくな」
ぼくよりも雨咲さんにアピールしているみたいだ。
あとの人たちがあいさつしていく。
村人が多いみたいだ、その中に鍛冶屋とか大工とかデザイナー、料理人もいる。
そういえば、さっきから食べている料理。
わりと質素なものなんだろうけど、味は最高だ。
料理人スキルの人のおかげだろう。
なんかさっきの自己紹介では向こうではラーメン屋のアルバイトだったってことだ。
こっちにくるまではバイト以外で料理を作ったことがないんだけど、初めていろいろな料理をしたということだ。
このJOBってすごい力みたいだ。
そして、舞衣さんの番。
「神踊舞衣15歳だよ。
スターエンジェルズのファンなら知ってくれているよね。
元の世界でも踊り担当だったけど、こっちでも同じ。
JOBはダンサー。
それから、スターエンジェルズのメンバーは全員こっちに飛ばされているの。
だから、メンバー全員をそろえて、こっちでもスターエンジェルズをやりたいと思ってます。
みんなで王国をぶっ潰そうね」
スターエンジェルズでも元気キャラだった舞衣さん。
こっちでも相変わらず過激みたいだ。
残りのメンバーについては、リーダーの蠍座陽香は勇者。
朱雀門優里奈さんが狩人。
白夜刹那さんが魔導士のジョブで王国に取り込まれたらしい。
ぼくと同じようにグレゴリオさんが舞衣さんと星姫さんを買ってくれたらしいけど、残りは競りにも出されなかったみたいだ。
浩二と啓之も同じだった。
ぼくも舞衣さんと同じで王国をぶっ潰す必要がある。
でも、ここにいるのは戦闘職ではない。
だから、力をためているらしい。
首輪紋を取る方法も探っているとのことだ。l
舞衣さんの王国打倒宣言が終わって、次は星姫さんの番になるのだった。




