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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第1章 異世界転移

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 つぎにおっさんはルーバルトのもとに向かう。

 さっきの騎士団長と同様に満面の笑顔で近づく。


「ルーバルト魔導士長、今回もいい買い物をさせていただきました」


「ふん、このハイエナが。

 本来ならこんなところに入れてやる身分ではないんだがな。

 宰相の知り合いだというから仕方がない。

 まあ、残り物を全部さらってくれるのはありがたい」


「はい、わたしのサーカスは万年人手不足なのです。

 異世界人以外の奴隷は禁止されていますので、なかなか新しい人が入ってこないのです。

 好き好んで見世物になろうなんて物好きはめったといないのです。

 それに、人間というのは壊れやすくて困ります。

 空中ブランコから落ちただけで、使い物にならなくなるのですからね。

 この間の奴隷も足を折って猛獣の餌です。

 この次もお声かけ下さい」

 そう言いながらまたぼくを突き飛ばす。


「何をするのだ」

 手でこけそうなぼくを払いのける。

 ルーバルトと触れたところからなんか流れ込むような感覚。

 でも、ぼくの身体は何もかわらない。

 気のせいかな。


「すみません。

 この奴隷が魔導士長に謝れ!

 ふらふらしやがって!」

 ぼくを鞭で叩く。

 ピシって音。

 

 えっ、なんか痛くない。

 おっさんはぼくをめったうちにする。

 でも、やっぱり痛みはない。


「もう、やめてやれ。

 使い物にならなくなったら困るだろう」


「わかりました。

 この奴隷野郎、魔導士長に感謝しろ」

 ぼくを怒鳴りつける。

 そして、また耳元で囁く。

「このルーバルトがこの国で一番の魔導士だ。

 わかったか」


 そして、おっさんはぼくと女子高生を馬車のところに連れていくのだった。


 ぼくたちを馬車に乗せると、自分も乗り込む。

 御者に合図をすると、馬車は動き出す。

 そして、おっさんはぼくたちに向き直るとにっこりと笑って言うのだった。


「さて、この世界の話をしようか」


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