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そう、リンドグリーンの後ろに見えたのは、あのスライムの王の少年。
その腕が触手のように伸び、リンドグリーンの腕を切り落としたのだった。
リンドグリーンは振り返る。
「なんだ、お前は!」
「ただのスライムですよ。
あなたたちがレベル上げとか言って狩っている…」
「スライムだと」
「そう、普段、いじめていただいてるんで、復讐をしにきた。
そんな感じです」
「ふざけるな!
下等生物が!
お前らはな!レベル上げのためにいるんだよ」
「でも、ぼくたちも生きているんです。
食べるため、生きるためならわかります。
ぼくたちも動物や虫、いや人間を食べることもあります。
そこは弱肉強食の世界。
食物連鎖の一環であるのだから、認めましょう。
しかし、レベル上げとかいう何の意味もないことのために殺される。
それは納得がいきません。
だから、ぼくたちは団結しました。
ぼくたちは人間を狩ることにしました。
あなたたちは、この世界に必要ないのです」
「うるさい!
世界は人間のためにあるんだ!
だから、人間に害を及ぼすお前らは滅びるしかないんだ」
リンドグリーンの笛を持った方の手も切り落とされる。
「とにかく、あなたは終わりです」
そのとたん、リンドグリーンの両足が膝から斬られる。
「助けて、助けてくれ!
すまない、わたしが悪かった。
だから、殺さないでくれ」
リンドグリーンは腹ばいになり、スライムキングに命乞いをする。
「だめにきまってるじゃん。
ぼくたちの仲間も、きみたちに同じことを言ったはずだよ。
スライムの言葉はきみたちにはわからなかっただろうけどね」
キングは驚くほど冷酷な目をしてリンドグリーンを見下ろす。
そして、キングの後ろから黒いスライムが進み出る。
そのスライムはリンドグリーンの身体にたかる。
「や、やめてくれ。
たのむ」
スライムたちは、リンドグリーンを生きたまま食べ始めるのだった。




