表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第5章 スライムの王

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

108/440

04

「ねえ、君、なんでそんなところにいるの?」

 ぼくは少年に話しかける。

 たぶん、この状態じゃ、ひとりでこっちに来ることはできない。

 なんとか助けないと。


 少年は答えない。

 それどころか笑みを浮かべる。

 もしかして、恐怖で自分の状況をわかっていないのか?


「渋沢さん」

 ぼくは、渋沢さんにどうするか聞こうとする。


「なんか変だな」

 渋沢さんは考える。

 ぼくも少年とスライムに違和感を感じている。

 スライムたちは少年を中心に集まっているように見える。

 まるで少年を守っているように見える。

 もしかして、少年はスライムに育てられたとか…

 まさか、ありえないよな。


 ぼくは、一歩前にでようとする。

 同時に、少年もこちらに進み始める。

 その時、スライムの大軍が割れる。

 まるで、モーゼの海が割れた奇跡のように、左右にスライムが避ける。

 そこに一本の道ができる。


「やあ、君たちは転生者かい?」

 少年はぼくたちのところまで、歩いてくる。

 

「うん、そうだけど。きみは?」


「ぼくはスライムの王さ」


「スライムの王ってぼくたちと同じ姿をしているんだ」


「ハハ、そうじゃないよ。

 ぼくはどんな姿にもなれるんだ。

 今日は君たちと話すために、この姿をしているんだ」


「なぜ、ぼくたちの前に現れたの?」

 ぼくは尋ねる。少年はぼくたちを敵対視しているのかどうかわからない。

 いきなり襲ってくる可能性もある。

 少年の狙いがわからない。


「話をするためだよ。

 でも、話の内容によっては君たちを殺すことになる」


「どういうこと?」


「わたしたちは帝国とは関係はない。

 君たちの敵ではない」

 渋沢さんがぼくの言葉を遮って、少年に告げるのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ