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異世界黒猫サーカス団 異世界転移したらミミックだった  作者: PYON
第1章 異世界転移

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「勇者が2人、侍が1人、賢者が1人ですか。

 まあまあの結果ですね」

 ルーバルトは満足そうに言う。


「それではあなた方はこちらへ。

 これまで、大変失礼いたしました。

 勇者さまたちの世話をたのむ。

 この国を救っていただく人たちだ。

 くれぐれも丁重にな。

 そして、商人たちにはいってもらえ」

 ルーバルトの言葉で従者が入ってきて、啓之たちを連れて行こうとする。


「待て、彼らはどうなるんだ!」

 浩二がルーバルトに尋ねる。

 

「これから競売にかけさせていただきます。

 この異世界召喚というのにもかなり経費がかかっていましてね。

 いらない召喚者はその一部となっていただきます」


「なんだと!

 そんなこと許さない!

 マネカワは俺たちと一緒だ」

 

「そういうわけにはいきません。

 あなた方の世界から来た者はJOBですべて決まるのです。

 村人はレベルを上げても村人にしかなりません。

 残念ですがものまね師なんて、サーカスくらいでしか使えないでしょう」


「勇者の命令だ。

 全員、丁重に扱え!」


「ハハハハハ。

 勇者様は何か勘違いされているようです」


「どういうことだ」


「あなたは62番目の勇者です。

 召喚を行うと一人くらい勇者が引っかかるものです。

 それから45番目の賢者。

 決して珍しくない職業ですね。

 それに中途半端だ。

 勇者なら剣士や騎士のほうが強くなります。

 勇者が活躍できるのは魔王と戦うときだけなのです。

 だから、ひとりの戦士として扱うしかないのが勇者です。

 それから賢者も同じ、すべての魔法が使えるようですが、ひとつひとつの魔法はそんなに強くない。

 侍は、いいですね。

 これで3番目です。

 たぶん多大な戦力となるでしょう」

 

 浩二は殴りかかろうとする。

 しかし、その拳はひとりの剣士に止められるのだった。

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