表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の彼は  作者: Chiruha
番外編
83/84

【番外編⑦】引っ越し

しばらくして祐也くんの腕から解放され、ぬるまったコーヒーを飲んでいた。

「今日のライブさ...」

彼はポツリと話し始める。

「うん。」

たぶん私に聞いて欲しいのかなと思って、言葉の続きを待つ。」

「俺のこと、待ってくれてたファンの子たちに申し訳なくて。」

「うん...。」

「あと、俺が出ないからってブーイングきたりしてないかなって。スタッフとか、メンバーたちに。みんなに申し訳なくて。」

こういうとこ、優しいなぁって思う。

ライブに出られなくて悔しいのは、今までのやってきたことを出せないことじゃなくて、周りの人のことを考えてのことだった。

「俺がその場にいれば謝れるのに。

直接言われた方がマシだよ...。」

そこまで言うと彼は机の上に突っ伏してしまう。

その頭をそっと撫でる。

「祐也くんは優しいね。」

嫌がらないから、私はそのまま撫で続ける。

「でも、みんな祐也くんが出られなくて残念って思うかもしれないけどさ。

祐也くん、大丈夫かなって。

心配してる気持ちの方が強いと思うよ?」

「!?」

彼は隙間から私を見る。

「だって、祐也くんのことが大好きだから。

早く良くなって元気な姿みせて欲しいって。

きっと思ってると思うな。」

「優ちゃん...。」

彼を抱きしめて「早く治りますように」と心を込めて言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ