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【番外編⑦】引っ越し
トントン...
『どうぞ』
さっきは気の利いたこと何も言えなかったけど。
今度は頑張るぞ。
その意味を込めて、深呼吸。
「祐也くん!」
少しドキドキしながら、ドアを開けて顔を出して彼の名前を呼んだ。
喜んでくれるかな??
....と思ったけど、彼は驚いた表情。
「へっ?帰ったはずじゃ....。
あ、忘れ物?」
部屋の中に入り、ドアを閉める。私は首を振り、
「天気が悪くなってきたから、帰るのやーめた!」
「....ほんと?
一緒にいてくれるの?」
いつも強気な彼が弱気なのはやっぱりほっとけなくて、戻ってきてよかったと思った。
私は微笑み頷いた。
「天気...は嘘だけど、マネージャーさんがお願いしてくれてたみたい。
いてもいいよって。」
「やった!優ちゃん、こっちきて。」
彼はベットサイドに私の座るスペースを空けてポンポンとたたく。
言われたように座ると彼に抱きしめられる。
首筋に当たる彼の髪の毛がこしょぐったい。
「ありがと。優ちゃん。」
「どういたしまして?」
「なんで疑問系なの?」
彼は近距離で私を見つめる。
「だって、お願いしといてくれたマネージャーさんすごいなぁって。」
「でもいてくれるのは優ちゃんだから♡」
と言うと抱きしめる力が強くなった。
6000pvありがとうございます♡
1日に100pv超えることもあり、手が震えています...!!




