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【番外編⑦】引っ越し
ー面会時間は午後7時までとなります。
面会の方はお帰りくださいますよう、お願いいたします。ー
館内放送が流れる。
あれからやっぱりいつものペースとは違う祐也くんを一人にしたくないけど、タイムリミットだった。
「行かなきゃ。」
椅子から立ち上がると私の袖を彼が掴んでいた。
「....祐也くん?」
「また明日。」
「え?」
「また明日、来てくれる...?」
私が立ったことで彼が上目遣いになるのは当たり前だけど、やばい。
不安そうな表情。
ちょっと犬っぽくて、
かわいすぎる...。
って!そんな場合じゃなかった。
掴まれている袖とは反対の手の小指を立てて彼に差し出す。
「約束ね?」
彼は微笑み、小指を絡めてくれた。




