表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の彼は  作者: Chiruha
本編
7/84

おなかすいた

ぐるぐる...きゅー...

私のお腹は虚しく鳴く。

高杉さんは笑いを堪えている。

うぅ....穴があったら(以下省略)

もう笑ってくれていいです...

天と地の差があるあなたに笑ってもらえるなら、上京してきた意味ありました...泣

「ふふ...ごめんね、笑っちゃって。待ってね。何かあるかな....」

高杉さんはキッチンへ行く。

私はその場にいるのもあれなので、ついていく。

あちこち開けた後、彼はうなった。

「うーん、ごめんねー。何もない!なんか買ってくるわ。」

ちょっと待ったである!

「いやいや、私がお世話になる身なので買ってきます...!!」

「でもこの辺わかんないでしょ?あと買った後もここまで帰ってこれる?」

やや笑いながら言われてしまう。

「ぐ...ググればなんとか....!!」

「まぁまぁ、こういう時は甘えていいんだよ。テキトーに座ってていいからさ。ちょっと待っててね。あ、食べたいものある?」

先ほど外したばかりのマスクと帽子を装着しながら、食べたいものまで聞いてくれる。

やっぱアイドルってすごいなぁ....

なんて考えてると目の前で手を振られる。

「おーい、聞いてる?」

「ぬあ?!すみません、なんでも大丈夫です。」

「りょーかい。じゃ、行ってくるね。」

「お、お願いします...!!」

と、そんな調子で彼は出て行った。

テキトーに座っててと言われても。

ここはアイドルの家である。

まだ入口からキッチンまでしか見てない私にどこに座れと?!

とりあえずリビングに行く....広い!!

ベランダ付き!

外を覗くとやっぱり高層階である。

眺めが綺麗。

もうすでに日は暮れていて、都会の夜景が広がっていた。

綺麗だなぁ....


眺めてる間に私の彼への想いについて話そう。

そんなことを言ってるってことは好きなんだろう!と思われると思う。

そう、私は彼のファンである。

デビュー当時から...ではないが、ファンになってから10年近い。

ライブは恐れ多くてまだ行ったことはないが、CDは揃ってるし、テレビや雑誌は要チェックしていた。

グループの中でも祐也くんが大好きだった。

そんな彼が!目の前にいる。こんな私に話しかけてくれる。もうどうしていいかわかんないの分かってくれる?!

そんな好きな彼のことを『高杉くんですか?』と苗字で聞けることができてよかった...

初対面の人に名前で呼ばれるのはやだよね?

あーでも、職なし、家なしでお腹までなるとは...悲しすぎる。

そんなことを考えてると肩をトントン叩かれる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ