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【番外編③】家族ー祐也sideー
彼女が“会いに来てもいい?”とメッセージをくれた。
こっちから誘うことが多かったから、こういうのはすごい嬉しい。
今日は少し遅くなりそうだったから、家で待っててもらうことにした。
“チョコもお留守番してる”と送ると嬉しそうなスタンプが返ってくる。
仕事が終わりマンションへ向かう。
ちょっと収録が押したから急いでいる。
“おじゃましてます”と2時間前にメッセージが来ていた。
今から帰ると送ってみたけど、既読はつかなかった。
あんまり遅いから帰っちゃったか...?
エレベーターを降りて鍵を開ける。
そっとドアを開けるとリビングの方から明かりが漏れていた。
長い時間待っていてくれたことが嬉しかった。
「ただいまー...?」
リビングに繋がるドアを開けても誰もいない。
「....そうだよね。待たせすぎたよね...。」
逢いたいと言われたことが嬉しくて、舞い上がりすぎたかな。
とりあえずソファに座ろうとすると寝息が聞こえてきた。
「?」
そっと覗くと、ソファに彼女とチョコが仲良く寝ている。
ちょっと....かわいすぎてやばいんですけど!!
思わず声を出しそうになったけど、必死に堪える。
回り込んで彼女の顔の正面にしゃがむ。
気持ち良さそうに寝ていて、そんな彼女の腕の中でチョコは眠っていた。
これは....俺が妬いてるわ。




