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【番外編③】家族
彼の愛犬チョコとの初対面を済ませたところでリビングへ。
ソファに彼が座ると膝の上に乗ったり、顎を置いたりめちゃくちゃかわいい。
そ〜っと手を伸ばすとこちらに首を伸ばして顎の下を撫でさせてくれる。
「はああああ...!!かわいぃ♡」
人懐っこくて私の方にも来てくれるけど、彼のところにいるチョコは幸せオーラを振りまいていた。
「ねぇ、優ちゃん。」
頭上から声が...。
見上げるとやや不機嫌そうな彼の顔。
「チョコはかわいいよ?
世界で一番っていってもいいくらい。
でもさ、優ちゃんは俺の彼女なんだから俺の膝ばっか見られても面白くないんだけど。」
頰をやや膨らませて怒る彼がかわいくて思わずクスッと笑うと私の頰を両手で挟まれる。
「あう...ごめんなひゃ」
「俺のこと、見る?」
「ひゃい...!」
「俺のこと、好き?」
「だいしゅ...?!」
そこまで言うとそのまま顔を引き寄せられ、唇を奪われる。
してやったりな彼。
「...待てなかった。」
一気に顔が熱くなる。
「...初めから怒ってなかったんじゃん...!!」
「ばれた?」
「もう〜っ!!」
こんなやりとりも楽しくて。
いつまでも飽きないなぁ。




