【番外編②】やきもち
また別の日に仕事帰りに彼の家に行くことになった。
少し撮影が押してるから、先に入っててと。
こないだのようなことがないかドキドキしてたけど、後ろを振り返っても彼はいなかった。
...逆に淋しいなー、祐也さん。
でもまぁ、お仕事だからしょうがなくて。
お仕事してる彼も大好きなわけで。
私のファンとしての愛が溢れてくるわけで。
もう少ししたら会える、と気持ちを切り替えて合鍵を握る。
まだ緊張するけど、ドアの前で立ち止まる時間は前より短くなった!
偉いぞ!自分!!
「おじゃましまーす...」
誰もいないけど、やっぱ言ってしまう。
靴を揃えて中へ入る。
ん??なんか机の上に置いてあるぞ?
置き手紙だ!なになに...
“優ちゃんへ
いらっしゃい。
これを読んでるってことは、撮影押しちゃってるってことだよね?
ごめん、もうちょい待ってて。
終わったらすぐ帰るから♡
大好きだよ。
優ちゃんのことが大好きな祐也より”
!!!!!
手紙なのに彼の声で再生されて、ハートのとこでリップ音が聞こえる気がする!
うああああ!照れる!!
心臓がもたない!!
落ち着け、落ち着け自分!!
と、とりあえずテレビでもつけよう!!
ソファに座りテレビをつけると毎週みてる恋愛ドラマがやっていた。
主人公天然なのにスイッチ入ると超かっこいいんだよなぁ〜
火照っていた顔は徐々に落ち着き、いつのまにかドラマに集中していた。




