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寄り道
地下の駐車場で彼の車に乗る。
乗るときも助手席を開けてくれる、王子様ぽい。
いや、王子様なんだろうな...。
エンジンがかかり、発進する。
隣に座ってるだけで緊張する...。
ドキドキ...。
今日心臓壊れちゃうかも。
そんなこと考えてると彼が前を見ながら声をかける。
「ねぇ、」
「は!ひゃい!!」
はわぁああ!またやってるし!
彼は笑うのを我慢しようとしてるけど、笑ってるし!
声に出てないだけで、口を押さえながらめちゃ笑顔である。
そんな笑顔にきゅんとしてしまうが、噛んだ恥ずかしさは消えない。
「まあそんな緊張せずに...。
この後って用事ある?」
また噛んだら嫌なので大きく首を横に振る。
ちらっと私の方を見て彼は微笑む。
「じゃあさ、ちょっとだけ寄り道してい?」
寄り道?
コンビニとかかな?
「大丈夫ですよ...!!明日も休みなので遅くなっても。」
たぶん感動して泣いてしまうし、仕事に手がつかなくなるだろうなと思ってたので明日も休み願いを出してある。
....こんなに泣くと思ってなかったけどさ。
「ありがと。」
月夜に照らされた彼は輝いていた。
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