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私の彼は  作者: Chiruha
本編
32/84

再び洋菓子屋へ

祐也くんの家を出て、新しい生活を始めてはや3ヶ月。

季節は夏になっていた。

あの頃は毎日祐也くんに逢えていて夢のようだったけど、今思うとほんとのことだったか分からなくなる。

もしかしたら、妄想もあるのかも...?

と1人で笑ってしまう。

仕事も落ち着いて、決心した私はあの洋菓子屋さんにも行った。

この日のためにお金貯めといたもんね〜♫

いろんなケーキを選びつつ、焼き菓子のところで止まった。

...いつかこのお店に来たら、あげる約束もしたっけ。

でも、その約束をした私にはもう会う機会がなかった。

守れない約束を思い出しながら、彼のことを思い出すだけで幸せになる。

ピロリン

ケータイの音がなる。

メールが届いていた。

あ。

あ!!

STARS全国ツアーとアルバム発売のお知らせだった。

こんなの買うしかないでしょ〜♫

私のテンションはさらに上がる。

しかも東京を皮切りに...!もうすぐ彼に逢える!!

良い席当たるといいなと、早くも脳内は花畑である。

ケーキとクッキーを買うと、私と同じくらいの女性が包んでくれた。

...この子が桜井優。

同じ名前の子。

あの時会ってたら私は彼女になんて言ってたんだろう。

嫉妬しただろうし、怒ったかもしれない。

でも今は違う。

たくさん優しさをくれた彼のおかげ。

その優しさが私の心に刺さったトゲを抜いてくれた。

ありがと、祐也くん。


家に帰って食べたケーキは前に食べたときよりずっとずっと美味しく感じた。

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