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再出発
1週間と少しお世話になった祐也くんの家にさよならを告げる。
家主の祐也くんはもういない。
最後に綺麗に掃除した。
立つ鳥跡を濁さずである。
短いような長かったような。
私を元気にさせてくれたお家。
ありがとう。
もう二度と私に向けられることのない祐也くんの笑顔を最後に見せてくれたのは餞別だったんだろうな。
こんな夢のような生活をさせてくれてありがとう。
大好きだった彼のこと、もっともっともーっと大好きになりました。
朝の涙や、週刊誌のうわさ、気になることもたくさんあったけど、カメラを通してでは見れない優しさや表情を見せてくれた。
見ず知らずの私の心を洗ってくれた。
ありがとう。
祐也くんからもらった幸せで、新しい一歩踏み出し直すよ!
直接は言えなかった“ありがとう”を手紙に残して部屋を出た。




