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私の彼は  作者: Chiruha
本編
28/84

ど!どうしよう?!

鳥のさえずりで目を覚ます。

時計を見るとまだ起きるには早い時間だった。

もう一寝入りするか...と思ったけど、右手に何か握っている。

腕?!?!

よくみると私の寝てるベットの少し下に彼が寝ていた。

綺麗な顔。

い、いやいやいや、そんな場合ではない!

まさかの!一緒に寝てしまった?!

そんな記憶ないんだけど!!

え?!1人でちゃんとここに寝たはず...。

えぇ?!

もはや動揺して物事を考えられない。

彼が起きないようにそっと右手を開く。

ひやあああぁあ!!握ってたとこに跡がついてる!!

声にならない叫び声を上げる。

とりあえず跡が消えないかとそっと跡を撫でる。

「んん...」

彼は寝返りを打つ。

...?あれ?泣いてる?

目尻から流れたのか涙の跡が一筋あった。

.....また、夢みてるのかな?

前に「さゆ」と呟いてたこと、鮮明に覚えてる。

ズキン...。雑誌のことも気になる。

でも。

部外者の私がつっこんで聞いていいことじゃない。

家ではきっとインタビューされそうなこととか、スキャンダルの記事の話なんてしたくないはず。

ゆっくり休んでほしいし。

もうこの距離で見つめることはできないから、あと少しだけ...見ててもいいかな?

泣いている顔も綺麗だった。


そんなことを考えてると時計は針を進め、6時になっていた。

今日も朝早いって言ってたっけ。

起こした方がいいのかな?

そっと肩をたたき、「高杉さん」と名前を呼んでみる。

反応がない。

どうせ起きないなら、最後くらい名前で呼んでもいいかな...?

「祐也くん、起きて?」

彼は私の声に反応し、少しだけ目を開き、ぼーとしている。

お、起きた!

「あ、あの、腕掴んでてごめんなさい...。なんでそんなことになったかーきゃっ」

逆に腕を引っ張られ、なぜか彼の腕の中にいる。

「ふふ、やっと会えたねー」

彼は笑っているが、私の心臓は破裂しそう!!頭から湯気が出そう!!

想像の通り顔は真っ赤である。

「た!高杉さん!!起きてください!!ち、遅刻しちゃいますよ...!!」

「ん?」

私を抱きしめている腕の力が少しやわらぐ。

「私です!桜井です〜!!」

嬉しいのやら、びっくりやらで泣いてしまっている。

「あれ?なんでこんなとこで寝て...!!あ、ごめん!何してんだろ...」

目を覚ました彼はぱっと手を離しベットから立ち上がった。

「い、いえ、私こそずっと腕を握っててすみません〜!!」

「あー、そうだった。それでここに...いやいや、そんなこと言い訳にならない。

俺、他に何かした...?」

申し訳なさそうな彼。

「だ、大丈夫です...何もしてないです...」

「怖かったよね...ほんとごめん。最後なのに。」

「いえ!私こそ最後に跡つけちゃって...」

「ん?跡?」

彼は右腕をみると、くっきりまだ私が握っていた跡が残っていた。

「あはは!ほんとだ!めちゃ綺麗についたね!」

「ごめんなさいい〜!!」

「いや、別に怒ってないから。だから俺のことも許してくれる...?」

許すも何も!私の得にしかなってないのに!

とりあえずこくりと頷く。

彼は笑顔で「じゃあお互い様で謝るのは終わり!」と言ってくれた。

1000PVありがとうございます( ;∀;)

こんなに読んでいただけるとは思ってなかったので驚いています...

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