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私の彼は  作者: Chiruha
本編
27/84

夢ー祐也sideー

すごく昔の夢な気がする。

俺は保育園に通っていた。

年は4歳。

そんなはっきり分かるのは夢の中だからつっこまずに進む。

ボール遊びが好きでよく外で遊んでいた。

転がっていったボールを拾いに行くと、女の人と女の子が園長先生と話していた。

俺の存在に気付き、園長先生が紹介した。

「ゆうくん、今日から通う新しい子なんだ。仲良くしてくれるかな?」

「よ、よろしく!」

と女の子の方へ右手を差し出した。

女の子はまだ小さく女の人の後ろに隠れている。

「ほら、挨拶して?」

「さ、ゆ!」

ん?なんだ?

でもどこかで聞いたことないか?

頭の中がクエスチョンだらけである。

女の人はくすくすと笑いながら教えてくれた。

「まだ小さいから自分の名前言えないのよ。〜です。よろしくね。」

と女の人に挨拶される。

名前の部分だけ思い出せない。

なんて言った...?

「さゆ、おいで。遊ぼう?ほら、怖くないよ。」

俺はしゃがんで彼女の目線に合わせた。

そろそろと女の人の後ろから出てきてくれる。

彼女の手を取り、友達へ紹介した。

でも俺の後ろに隠れてしまうため、2人で遊ぶことにした。

まだ慣れてないし、しょーがないわな。

ボールを転がしてみたり、砂場でホットケーキを作ったり、ブランコをしたり。

その日からいろんな遊びをした。

そうやってさゆと仲良くなっていった。


5歳から芸能活動を始めたけど、初めは忙しくなくて遊ぶ時間はあった。

友達の似顔絵を描こうという時間の時、さゆは真っ先に俺のところへ来たときは可愛かったなぁ。

俺でいいのか聞くと、「ゆーにぃ大好き!」って言ってくれた。

「じゃあ、将来結婚しちゃう?」

と聞くと、「けっこん...?」と首をかしげている。

「大好きな人とずっと一緒にいるってことだよ。」

と意味を教えてあげるとこれ以上ないんじゃないかってくらいの笑顔で「うん!」と返事をしてくれた。

保育園のときってそういうのよくあるじゃん。

でも忘れられなかったな。この時のこと。


小学校へ上がるとドラマの撮影など授業の後もすぐに帰らなきゃいけなくて、保育園に顔を出すことはできなくなっていった。

そう、結婚の約束までしたさゆとも会えなくなった。

さゆが寂しがってるという話を聞くたびに胸が締め付けられた。

会いに行きたいと何度も母親へお願いしたが、“仕事”はやらないといけないと言われ、泣いたこともあった。

その後仕事が忙しくなり、俺は家族とともに上京した。

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