反応ー祐也sideー
隠されてる。
大丈夫じゃなさそうだし、このままにしておけばまた彼女は1人で考え込んでしまうんじゃないかと思った。
まぁ、会ったばっかの人間に信用しろって方が難しいか...。
ちょっとは頼りにしてくれてるのかなと思ってたため、なんだか悔しかったりする。
「俺に言えないようなこと?」
と聞いてみると彼女は慌てて答えた。
「そ、そんなことないんですけど...」
「じゃあ教えてよ?そんな顔されて『大丈夫』って言われてもほっとけないじゃん。」
「すいません〜!!」
謝られた後、彼女は俺のことをじっと見つめる。
言う気になったのか...?
「あの....秘密のことだったらすいません...。実は寝言聞いちゃって...」
ん?寝言?
夢、見てたかな...。
覚えはないけど、目覚めはよかった気がする。
「あの!誰にも言いません!内緒にします!」
「んー...俺、なんて言ってた?」
彼女は俯き、もじもじしてなかなか言い出しにくそうではある。
「え、そんな変なこと呟いてた感じ?」
それならばショックである。
寝てる俺、何してたんだ!
「あの...小百合さんってお知り合いにいるでしょうか...?」
小百合?
....誰だそれ。
名前と顔は職業柄一度覚えたら忘れないように努力してる。
でも思い出せなかった。
「知らないな...。寝言で『小百合』って呟いてたの?」
こくりと彼女は頷く。
「彼女さんかなって...考えてたら寝れなくて。」
かわいいな、....ってオイ!
そんな風に悩んでずっと起きてたのかよ。
かわいすぎるだろ。
思わず笑えてくる。
彼女はショックそうに俯いている。
ここは訂正しといた方がいいかな。
「小百合って人は知らないし、彼女もいないから安心しなよ。」
「はい...そうですよね。彼女いないですよね...。
だって彼女さんいたら私なんか.....?
.............?!え?!」
「え?」と面白いから真似して返してみる。
「えぇ?!いないんですか?!」
「うん(笑)」
「そっか、いないのか...」と嬉しそうな彼女。
「いなくて安心した?」
「はい...って、えぇ?!」
正直に答えただろう素の返事から我に帰る彼女は見てるだけで面白かった。
もう少しからかってみたくなる。
「てか、何気にひどくない?(笑)
彼女いないですよねってそんな風に見えてた?」
「いいいいいいえ、そんな!全く!その逆で!」
あーもう我慢の限界。面白すぎる。
思わず吹き出した。




