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Disease of Calamity  作者: 田鰻
番外
105/105

FILE

No.00000x1


病魔サイカ


一族一種。独立行動型の病魔。全ての病魔の雛形であり病そのものである。

特性上、全ての病魔が持つ能力を模倣可能。

宿主が死亡すると、その肉体を変質させて立方体状の繭を作り出し、内側に籠もり長期の休眠に入る。

この状態を芽胞形態と称する。

金属質の繭は非常に強固であり、物理的な衝撃や熱、冷気などいかなる手段でも破壊は困難。

内部からの侵食に伴い箱は縮小を始め、強度を失っていき、孵化直前になると微細な衝撃でも容易に破壊が可能となる。

この段階まで進むと、劣化によって繭の表面に走った亀裂により、一見小さな箱のように見える。

繭を破って孵化した次代のサイカは宿主を探し、次のサイクルが開始される。

なお先代と次代との間では明らかに多くの記憶の継承が確認されるが、これが本能なのか、親株から子株への教育なのか、

あるいは便宜上親株と子株としているだけで実際には同一個体なのかは不明。


また、子株が孵化適応状態に成長する前に繭の破壊に成功した場合、何が起きるのかも不明である。




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