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報酬

めちゃくちゃ、間空きましたことをお詫びいたします

今後も少しずつでも進めていきますので、これからもよろしくおねがいします

美湖達は、支部長室からクラン受け付けに戻ってきていた。アリアが、クラン証の更新と魔物の素材の精算をしている間、これからどうするか話していた。


「ユリカさん達は、これからどうするの?」


注文した果実水を飲みながらユリカに質問する


「どうすると言われてもな。今まで通り塔に挑み続けるよ。Eランクになったとはいえ、今回は完全に美湖さん達に助けられた形だしな。しっかり自分達のレベルを上げていくよ。」


ユリカも果実水を一口飲んでから、考えながら答える。


「今は、あの戦いが現実だったんだなぁって思います。私死にかけてましたし。」


レイクは、青い顔をしながら少し震えていた。


「そうよね。私もしっかりとレベルを上げて行きたいわ。」


それにエリザが続く。3人とも、とりあえずは現状のまま自分達で進めるらしい。


「そうですか、僕達もそうしようかな。今回、ユーナちゃんがやられたのを見て後悔したし。」


「うぅ、すみませんご主人様。次の機会があれば私一人で細切れにしてみさますから。」


「いやいや、普通に怖いから。みんなで倒せばいいからね。」


ユーナの発言に、美湖はあわてて突っ込みを入れる。


「しっかし、どれだけ見ても、主人と奴隷の関係には見えないよな。」


美湖達の関係性は、確かに主従の関係だけではない。それは美湖が一番わかっていて、そうなるように心がけていることでもあった。


「当然ですよ。この子たちは僕の大切な仲間たちなんですから。」


 美湖は胸を張ってそう答える。


「はーい、美湖さん、ユリカさんのパーティーはこちらに来てください。」


 アリアから声がかかり、美湖達、ユリカたちはアリアのいるカウンターに向かう。


「お待たせしました。ではまずそれぞれのクラン証をお返しします。」


 と、トレーにのせたクラン証を美湖達に差し出す。美湖とユリカは、それぞれ自分のパーティーの分を受け取り、メンバーに渡す。


「そして、こちらが報酬になります。美湖さんが討伐したビーエンプレス、ジャイアントビー以外の魔物の買取報酬と、こちらがビーエンプレス、ジャイアントビーの素材買取報酬を2等分したものです。

まずは、美湖さんの素材買取報酬から説明しますね。

塔ゴブリンの魔石が20個

塔ゴブリンの角が15個

塔ゴブリンの牙が10個

塔フレンジカウの魔石が13個

塔フレンジカウの毛皮が13個

塔フレンジカウの肉が10個

塔フレンジカウの舌が5個

塔コケの魔石が10個

塔コケの羽毛が10個

塔コケの嘴が3個

塔ミドルトレントの葉が5個

塔ミドルトレントの枝が4個

塔ミドルとれんとの幹が1個

塔ミドルトレントの魔石が5個

塔ミドルトレントの樹液が1個

塔ワイトの魔石が1個

塔ワイトの宝珠が1個

塔ワイトの魔術杖が1個

塔ワイトの衣が1個

塔ワイトの円冠が1個

塔ワイトの骨が1個

塔ロックリザードの魔石が1個

塔ロックリザードの外殻が1個

塔ロックリザードの尾が1個

 ですね。合計は105420ルクスです。確認お願いします。」


 そう言って、美湖の前にその報酬が入った麻袋が置かれる。アリアが両手で抱えていたくらいなので、相当の量の貨幣が入っているのは明らかだった。


「それから、こちらがビーエンプレスと、ジャイアントビーの素材の代金と、特別報酬です。」


そう言い、アリアはカウンターに二つの袋を置いた。


「ビーエンプレスの魔石が1個

 ビーエンプレスの薄羽が4枚

 ビーエンプレスの毒針が1本

 ビーエンプレスの女王蜜が2ℓ

 ジャイアントビーの魔石が30個

 ジャイアントビーの羽が40枚

 ジャイアントビーの毒針が20本

 ジャイアントビーの蜂蜜が50ℓ

 以上で、合計が56300ルクスです。

 それから、特別報酬が10000ルクスで合計66300ルクスですので、33150ルクスに分けてあります。それぞれご確認ください。」


 美湖とユリカはそれぞれの報酬を受け取る。


「いやぁ、正直こんなにもらってしまっていいのか、とは思うんだけど。私ら、助けてもらっただけだし。」


 とユリカがこぼす。が、


「いやいや、僕らが助けた後、一緒に戦ったじゃん。もうそれでいいと思うよ。みんなの装備の充実とか、消耗品の購入とか、いろいろ使わないといけないこともあるでしょ?」


 と、美湖が遠回しに受け取るように訴える。それを聞いてユリカは小さくため息をつくと、


「ほんと、お人よしだな。今回はその言葉に甘えさせてもらいますよ。今度、依頼を受けて報酬が入ったら、飯でもおごらせてくれ。」


 といって、レイク、エリザを連れてクラン支部を後にした。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「さ~て、美湖さん?私、とっても疲れたんですが。誰かさんが、言うことも聞かずに無茶ばっかりして、その上大量の魔物の素材を持ち込んできて、その素材が普通ならその誰かさんが本来狩れないはずの魔物のものだったりして、と~っても疲れたんですがぁ?」


 ユリカたちを見送った美湖達の背後から、アリアの底冷えする声が聞こえてきた。


「あ、アリアさん?実は、とっても美味しいお店をこの間見つけたんです。今日の稼ぎもありますし、よければごちそうさせて下さい。」


 と、美湖は頬に一筋の汗を流しながら、アリアを食事に誘うのだった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ほんっとに貴女は!!毎回毎回、何かやらかさないと死ぬんですか!?」


美湖が奴隷達とアリアを連れて入ったお店で、少しでもアリアの気嫌をとろうと、彼女に酒を勧めていたら、酔が回ったアリアはどんどん美湖に対して愚痴を言い始めた。最初は美湖の狩ってくる魔物の量への文句から始まり、その討伐した魔物の情報と、美湖の実績との整理。上司の美湖の実績にする説明。ゴブリンの被害者女性達のケアのフォロー。そして今回の高ランク魔物の大量討伐と階層主の討伐。美湖が探索者になってからというもの、アリアの心労はそれまでのそれを軽く飛び越えていった。


「いいですか!!確かに美湖さんは強いですけどね!!あなたについていく奴隷の子たちや、ほかの探索者の方たちはそうじゃないんです。引けないタイミングなんかもあるでしょうが、自分だけでなく、ほかの人のことも考えてください。」


 そう言って、お酒をあおるアリア。美湖達はその勢いに飲まれて、終始圧倒されていた。彼女の奴隷たちはアリアの対応を美湖に任せ、3人で楽しそうに食事していた。


(今度からは、もう少し自重しよう。この空気耐えれないや。そしてアリアさんには、お酒はやめておこう。それと、あの子達、今夜寝かさないんだから!)


 そう心に誓う美湖であった。そして、安らぎの風の1室からは、3人の女性の嬌声が響いたのだった。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 翌日、美湖達はラティアの街を散策していた。さすがに階層主を討伐した後ということもあり、皆のリフレッシュにと美湖からの提案だった。


「しかしご主人様。クランに顔を出さなくていいんですか?」


 通りに出ていた屋台で買った串焼きを食べながら、ユーナが美湖に問いかける。


「まぁ、出したほうがいいのかもだけど、昨日の今日だしね。また依頼を受けるのかって、アリアさんからの説教が始まりそうだしさ。それに、ユーナちゃんも昨日攻撃受けてたし、今日くらい休んでもいいんじゃない?」


 と、自分も買った串焼きを食べながら答える。ちなみに、アリサは両手に、スーリンは串焼きではないが、ルプアというリンゴに似た果実を袋にたくさん詰めてかじりながら歩いている。


「うーん、僕としては問題ないんだけど、この買い食いもどうかと思うよね。行儀悪すぎない?」


 と、連れ立っているメンバーを見て呟く。だが、周囲を見ても同じような行動をしている人や、むしろそれよりも行儀が悪い人たちがいるので、気にしないことにした。


「というか、ご主人様も結構な頻度で、同じことされてますよね?」


「僕が言いたいのは、両手に持ってるのと、あんなに大量に買いこんで歩き食いしてることなんだけどね...」


 と、アリサとスーリンを見ながら言ったが、どうしようもないので、この話題を終わらせた。


「さて、そろそろみんなのおなかも膨れただろうし、街の散策と行きましょうか。なんかいいものでもあったら買っていいからね。」


 と、3人を連れて商店街のほうへと歩き出した。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 4人は様々な店をウィンドウショッピングしながら巡り歩き、あるアクセサリー店に入った。


「うーん、二人とも同じような銀髪なのに、どうしてこう、映える色が違うのかが不思議だよねぇ。」


「なにをぉ、わけのわからないことをいってるんですかぁ?ご主人様ぁ?」


 現在美湖は、ユーナとアリサの髪飾りを選んでいるのだが、二人とも銀髪美人のはずなのに、それぞれ似合う色が違うことに悩んでいたらしい。


「お二人ともぉ、髪の色は似ていますがぁ、性格やほかの部分が違うじゃないですかぁ。それら総合的なイメージだと思いますよぉ?」


 スーリンにまともに返答され、美湖はまぁ、そうだよね。と返事をしてから、ユーナにはしずく型に整えられたルビーをあしらった髪留めを、アリサには六角形に成形されたサファイアが取り付けられたヘアバンドを、スーリンには葉の形に成形されたエメラルドを使ったヘアピンをそれぞれ購入した。 

 ちなみに、美湖にはユーナたちが選んだ大粒のダイアモンドを小粒のダイアモンドが囲んでいるように取り付けられたヘアピンを購入した。


「とてもよく似合ってますよ!ご主人様。」


「皆も似合ってるよ!」


 4人はそれぞれ、ヘアピンを髪に着け褒めあった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

街を散策し終わった4人は、安らぎの風に戻ってきた。


「おかえりなさい、美湖さん、皆さん。」


宿に入ると、受付をしていたソクラが美湖達に気づき声をかけてくる。


「ただいま、ソクラちゃん。はいこれおみあげ。サクラさんと食べて。」


そう言うと、美湖は店で買ってきたクッキーをソクラに手渡した。


「わぁ、ありがとうございます!」


ソクラは満面の笑顔でそれを受け取り、代わりに美湖の部屋の鍵を渡す。美湖はそれを受け取ると、ユーナ達を連れて泊まっている部屋に戻った。

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