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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

トライポフォビア

作者: 森野あひる

閲覧注意。誰にも吐き出せない、視覚的に気持ち悪いイメージをここに書き溜めます。

気がつくとそこは家。


木綿のようなローブを着た私の身体(正確には私の服)には蜘蛛の巣が張っていた。


良く見ると蜘蛛の巣には蜘蛛の卵がびっしりと付いている。


その色は黒と灰のまだら模様。

形は長細くて八ミリ程度。

艶々していて、柔らかく蠢いている。


急いで服からそれを手で払い、背筋が震えるのを抑え込みながら部屋の机を見ると、机の側には何かの大きい物体が横たわって居る。アザラシが横たわった様なその形。


近くで見ようと近づいている途中で気がついてしまった。


筋子のように連なった蜘蛛の卵の集合体。

恐怖で声を上げる間もなく、8ヶ月になろうとしている息子が手を出しそれで遊び始めた。


私は悲鳴を上げ、息子を持ち上げる。


が、息子に纏わり付いた卵の塊に怯み、また床に下ろしてしまう。


今度は息子がおぞましいそれを口に頬張り始めた。

早く吐き出させ無ければ。ああ...もうお終いだ。


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