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7.症状が消えなくても

あなたはここまで順調に数字を獲得し、自分の中を満たすことが出来た。

100の数字はきっと大きな心の助けになってくれることだろう。



パニックを恐れることがない日々に、心に隙はなくても


それでも、


何事もなくパニックが突然舞い戻ってくる時があるかもしれない。


行動を繰り返した後でも、中々症状が落ち着かない人がいるかもしれない。




私は克服のために様々な方法を考え、試した。

そして今、ほとんど症状はなくなったと自覚しているが完治と言うことは出来ない。


自分では100回に1度もパニックになることはないと思っているが

ある日突拍子もなくパニックが戻ってくることがあるからだ。


それは外的要因で体や心が弱っている時


例えば、最近の事では私がインフルエンザにかかった後、

病み上がりの時期に久しぶりのパニックが襲った。


毎日を振り返るとどうしても上手くいかない時は ある


それでも私は平気だ。

きっとここは乗り越えることが出来ると信じている。


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このエッセイのテーマが「パニック障害をコントロールする..」なのは


パニック障害者が克服のために取る選択肢が


薬でパニック症状を抑える だけではなく


自分自身のコントロールによって

限りなく無害に近い状態にして抱える事も出来ることを知ってほしかったからだ。


しかしどちらの方法を取っても、

ある日、私のように突然の、単発のパニックがまた顔を出すことがあるかもしれない。


そしてその度に

「もしかしたらこれから一生治らないのでは」と不安に思ってしまう事があるかもしれない。


ここからはそんな「隙間を埋めるもの」「自身を支えるもの」をいくつか紹介していきたい。


前回、6章までの内容と比べると少し、

パニックに対して自信を持つことが出来た人向けの話になるかもしれない。


よくあるメンタル面での話に入ってしまうが、

私はそれはシンプルで強い支えになると考えている。




隙間からパニックが戻ってきた時、私を支えるもの


過去に誰かが困難に立ち向かっていった話。


「誰かが困難を乗り越えたときの勇気を感じ取ること」

「誰かが何かに対し頑張っていたことを思い出すこと」


他人の人生、ストーリーは人の数だけ存在する。

その中で、誰かが何かに対し努力し、成し遂げた話はたくさんある。


ジャンルは関係ない。

何かに挑むには、失敗は避けられない。


不謹慎かも知れないが、他人が失敗した時や窮地に立たされた時、

それを乗り越えるためにどう行動していたか知れるもの。


そんな話にたくさん目を向けて欲しい。

きっとあなたが苦しさの中にいる時、重ねるように思い出すことが出来る。


勇気を与えてくれる。




最低限の「自己愛」


パニック障害は自業自得で私たちの身に降りかかったことなのか考えてみて、


それは違う。


あなたは自分をもっと愛していい。

幸せになれる権利を持っている。

もっと自由になっていい。

遠くへ逃げていい。


忘れてはいけない。


パニックを起こして、

誰かに助けてもらったときには感謝の気持ちを。

誰かに迷惑をかけたときには説明して、謝り、反省する気持ちを。


パニックにはそれ以上の「罪」の意識を持たなくていい。


罪悪感に押しつぶされ、一人で苦しまなくていい。




「自分について見つめ直す」


私は、何度暗い世界に舞い戻って「死にたい」なんて思ってしまったことか。


人間の体は弱い。

人は命をすり減らしながら生きている。

赤ん坊として生まれたときから 少しずつ死にながら生きている。

100年も経たないうちに、今 生のあるほとんどの人間は死んでしまう。


人間の心は弱い。

赤ん坊には言葉が足りない、だから泣いて自分の意志を大人に伝える。

大人は言葉が分かる、だから誰かに直接相談することが出来る。


そんな大人でも勝手に泣いてしまう時がある。

本当は泣く必要なんてないのに何故なのか。


それは痛みに耐えきれず、悲しさが滲み出てきている証。

赤ん坊だった頃から知っている、警告。


心が成長してもずっと変わらない。


「死ぬくらいなら代わりに捨ててしまおう」

「生のある短い時間、可能性を探してみる」



症状が治らなくても、泣きながらでも。


「死ぬ」なんて選択を取らないで。


手ぶらになった時、死より怖いものがないと信じて。



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