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4.生きるために

私は18になった時、親元を離れて一人暮らしを始めた。


今までは家にいれば、いつの間にか生活必需品は誰かが揃えていたし、

温かいご飯は作ってもらえる。


けれど一人暮らしとなればそうはいかない。自分のことは自分でする。

パニック障害に気付いて三年目、私は克服のためにそういう状況に自分を追い込んでみたくなった。


当然日々の中に、買い物をする という行動を取り入れないといけない。

コンビニで、あっても無くても困らないような物を好きに買うのとは少し違う。


生活の中で、その強制させる行動は克服のためにプラスになると私は考えた。


何度も繰り返した、でももう大丈夫。


昔の感覚は取り戻せていける。




※各章のタイトルは後付のため、初めの私のエピソードは話が前後しています。


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外の世界が、パニック症状を引き起こす理由でないことを知ったあなたはこれから

生活のためになんらかの建物の中(屋内)に入っていかなければいけない。


「あなたが外の世界でパニックを覚えるのは、いつも屋内ではありませんか?」


確かに建物はパニックを引き起こす一因でもある。


建物内に人間がいて、視線がたくさん飛んでいる。

なんらかの動けない状態に自分がいて、その時どうすることも出来ない。

これがパニック障害者を苦しめる状況の完成形。


ただし、

「あなたが今住んでいる家(家の中)は屋内ではありませんか?」


あなたはただ屋内を恐れているわけではない。


よく覚えておこう。あなたが家にいるとき、

動けない眠りから覚めたとき、家族といるときの平常心を。


屋内にはほとんどの場合 人がいる、

人にはそれぞれ生きるための行動があり、勝手に一人だけが逃げられないときだってある。


その時にあなたが知ってる平常心を使ってみよう。




自分を騙してもいい。パニックに過敏にならないためなら。


「あなたも、他の誰も、普段何もない時はお互いを気にする必要はないということ」

「そういう意味では、普段のあなたは注目されているわけではないということ」


例えば、


屋外にある人混みの中にあなたがいる。

あなたはちょっとだけ人が少ない、開けた場所を見つけ そこに向かって歩いて行く。

前方から二人、男性と女性が歩いてきてあなたとすれ違い後方へ歩いて行く。


あなたは振り返って、後方に去っていった二人を、

視線で顔を追っていくことは多分ないでしょう。

男女の関係を深く考えることもないでしょう。


それは相手の二人にとっても同じこと。


顔見知りでもない限り、あなたも、男女も、お互いを気にすることはないってこと。




最初は辛いかも知れないが、あなたは狭い屋内 (= すぐに脱出が可能な場所) から徐々に

広い屋内に入っていく、ステップを踏んで繰り返し慣れる練習をしよう。


最初は小さな駄菓子屋でもいい。

それからコンビニ、本屋、スーパー、ディスカウントストア、デパート、駅


奥に進んでいく。なるべく長い時間とどまる。その場所で何か目的を果たす。


辛くなったら一旦逃げていい。持ってる商品は置いていこう。

この行動に「負け」はない。それと「終わり」もない。


何度失敗して 外に逃げてしまっても構わない。

この繰り返しの行動は この先のために必要なこと。



「そして慣れる(成功する)ことが出来たらそれを認めよう」


あなたが恐怖に打ち勝ったことを、もうそこは大丈夫だってことを。


恐怖には逆らおう。


きっとあなたは大丈夫。



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